にんじんです。
新卒で就職した会社を28歳のときに辞めました。
当時は借り上げ社宅に住んでいたため、家探しを最優先で行わなくてはいけませんでした。
なお、転職先を決めておらず、無職予定での引越し。
難航することは予想していたため、かなり前もって進めていたのですが・・・
想像していたよりも紆余曲折あり、苦労しました。
ここでは、無職予定者の家探しのややこしかった話をまとめておきます。
仕事を辞め、新天地への引越しをする際の参考になれば幸いです。
経緯
退職を決意し、まずは新しく住みたい場所を探すことに。
夫婦とも愛知県出身で、兵庫県在住でした。
夫婦で話し合った結果、京都か滋賀に住もう!となりました。
早速家を探すべく、賃貸情報を調査の上、不動産屋へ。退職半年前のことです。
新天地で過ごす姿を想像して、わくわくしていました。
ここから苦労の連続とも知らずに・・・。
希望条件の設定
当時の不動産会社担当者とのやりとりの記録が残っていました。
家賃+共益費:7~9万円
希望条件:
- 鉄筋コンクリート造
- 1LDK(または1DK、2DK)
- 2階以上
- 線路沿い、大通り沿い以外
- 学校等の近隣以外
- バス・トイレ別
- ペット、楽器不可
- 子供不可(もしあれば)
騒音トラブルに悩まされていたので、静かな住環境を切望していたことがよく分かる希望条件となっております(笑)
希望エリアの検討
次の仕事は引越ししてから考えるつもりだったので、正直どこでもいいのです。
が、家を探すにも探してもらうにもある程度絞らなければいけないので、ある程度目星をつけることに。
そこそこ土地勘のある京都市は、京都駅~北山まで幅広く。
滋賀県はあまり知らなかったので、落ち着いて住みやすそう(な気がした)栗東~守山を中心に見てみることにしました。
家探し①:滋賀編
はるばる車を走らせて、滋賀県は栗東市・守山市までやってきました。
初めて訪れたエリアでしたが、落ち着いていて静かな雰囲気、それでいて買い物や飲食には困らない程度に栄えている印象で、気に入りました。
利用した不動産会社と物件内見
守山駅前にある「賃貸の〇リッツ守山店」にて、希望物件の相談および内見へ。
事前に条件と、気になっている物件を4つほど伝えていました。
なお、前もって「引っ越してから転職する予定なので、入居審査を受けられるか不安である」旨を連絡していました。
しかし、これが後に問題となります。
店舗担当者の手際はやや不安。
事前に伝えておいた希望物件くらいは出力しておいてほしいし、新しい物件もその場で探していましたが、すでに知っているor条件に合わないものばかり。
スタッフ不足のためか、内見用の車の手配にも時間がかかり、店内では他のお客さんもかなり待ちが発生していました。
閑話休題。
内見の案内をしてくれたスタッフさんは特に問題なし。内見もつつがなく済みました。
特に、栗東市の物件。ネットで見つけたときからすごく気になる物件でしたが、中を見てより気に入りました。
コンシェルジュの方が案内してくださり、室内のこだわりポイントを詳しく教えていただきました。
導線を邪魔しない構造、広々とした間取り、おしゃれな外観に充実の防音設備、そして子ども不可(出産前に退去)。最高の物件でした。
内見を終えた時点で、夫婦とも「ここしかない!」という気持ちでしたが、本題はここからです。
トラブル①:入居審査を受けられません
店舗に戻り、手続きに入る前に改めて「引っ越してから転職する予定」というお話をしました。
すると、上記の物件については「それでは入居審査を受けることができません」と。
内見に連れて行ってもらえたからといって、入居できるわけではないことは理解しています。
ですが、そもそも審査を受けることもできない物件なら見るだけ時間の無駄。
この点をあらかじめ強く伝えきれておらず、また確認を怠ったことが原因。
これは勉強になるとともに、先行きに不安を感じた出来事でした。。。
トラブル②:固定費が二人入居だと変わります
仕方がないので、第二希望の物件で申し込んでみるか・・・と話を進めていったところ
「ここに記載の金額は1人の場合なので、2人入居だと倍になりますね」と、固定水道代が3,500円→7,000円に。
2人入居で多少高くなるのは、分かりますけれども。
水道代が月7,000円は取り過ぎとちゃいます??
せめて住居の説明書には二人の場合の金額も書いておきなさいよ。ということで止めました。
反省点:事前のやり取り不足
1回目の家探し遠征は、こうして無事に爆死しました。
無職が引っ越すことの困難さを実感しました。
対策:事前に担当者に相談し、審査を受けられるかを確認しておく
家探し②:京都編その1
京都市内を車で走るのは緊張しました。
利用した不動産会社と物件内見
京都市は左京区「ア〇マンショップ出町柳店」にやってきました。
前回の反省を活かし、来店前に担当者に連絡を取りました。
希望する物件のリストを送付し、無職予定でも入居審査が受けられるか、あらかじめ確認をお願いしました。
その結果、半分ほどの物件は事前にNGが分かり、無駄な内見を防止することができました。
追加で物件をいくつか紹介していただき、内見へ。
北山から七条まで、幅広いエリアの対応をしていただき感謝。
トラブル③:二人入居できません
これは内見前に発覚したものですが、「単身者限定」「二人入居不可」の記載がない物件であっても、二人入居できない物件がありました。
ネット上の情報にはばらつきがあり、不動産屋さんに直接確認したほうが確実です。
トラブル④:連帯保証人が必須です
内見を終え、気に入った物件の申し込み書を記入する段階にて。
「無職でも保証会社の審査を通過すれば大丈夫」な物件でしたが、「保証会社と連帯保証人が両方必須」と。
(このときに初めて知ったことですが、京都の賃貸は両方必須な物件が非常に多いのだとか。やや特殊?)
これは困りました。
連帯保証人というからには親にお願いせざるを得ません。
・・・が、しかし。
転職することも、引っ越しすることも、一言も相談をしていませんでした。
突然電話をかけて、「引っ越すから保証人になって!」はちょっと無理が、いやかなり無理がありました。。。
しかして一旦ペンディング。
反省点:準備不足
準備不足。これに尽きます。
無職(予定)という信用の薄い人間なので、保証人くらいは立てる準備をして然るべきだったのかもしれません。
連帯保証人という記載がない物件を選んだんですけどね・・・
記載がないだけで必要、なんてことも。
対策:可能であれば保証人を立てる準備を済ませておくと吉
家探し③:京都編その2
ふたたびやってきました。
根回しや退職手続きなどで忙しく、やや時間が経ってしまいました。
今回は公共交通機関にて、ということで京都駅から近くて便利な「京都ラ〇フ京都駅前店」へ。
前回までの反省点を活かして
今度こそ絶対に家を決める覚悟で、万全の準備を整えました。
- 希望条件と候補物件を伝えておく
- 無職(転職予定)でも審査が受けられるかを確認してもらう
- 二人入居可であることを確認してもらう
- 連帯保証人の相談を済ませ、物件を見に行く予定日を伝えておく
もはや、手際が良すぎて担当者さんの先をいってしまう状態(笑)
案の定、審査を受けられない物件や二人入居できない物件がいくつもありました。
が、いちいち落ち込むこともありません。
二人の場合の水道代の確認と、自転車が二台置けるかの確認も。
条件に合致する物件のみを厳選して内見し、その日のうちに審査申し込みと連帯保証人の電話確認を済ませることができました。
無事に引越先が決まりました
無職(予定)なので、賃貸保証会社の審査に受かるかは不安でしたが、杞憂でした。
おそらく、不動産屋さんの方で適当な保証会社を選定していただいたのだと思っています。
審査については別の記事を参照いただければ。
こうして、約半年におよぶ家探しを無事に終えました。
無職になったあとの話はまた別の機会に。
無職が引越しをするときに留意すべきこと
今回の経験により、無職でもスムーズに引越し先を決めるためのポイントが分かりました。
- 無職(になる予定)であることを不動産担当者にはっきりと伝え、入居審査を受けられるかを確認してもらう
- (可能であれば)連帯保証人をお願いしておく
特に1点目を怠ると、審査すら受けられない家の内見をするなど、相当の無駄が発生しかねないので注意。
また、退職期限が近いのに家が決まらないと焦ってしまうので、時間に余裕をもって行動することも重要です。