こんにちは、にんじんです。
今回は、合格したら官報に自分の名前が掲載される資格試験についてまとめました。
というのも、つい先日、官報に名前が載る経験をしまして・・・
こんにちは、にんじんです。 令和3年度の第2種放射線取扱主任者試験に合格しました。 これから第2種放射線取扱主任者試験を受験する方のために 勉強方法、おすすめテキスト、勉強時間などについて紹介します。 […]
結構面白い経験だったので、他にもあるのかと思い調べてみることに。
とりあえず21個ありました。
合格者が官報に載る資格リスト
資格名と分野を整理しました。
No | 資格試験の名称 | 分野 |
1 | 司法試験 | 法律 |
2 | 司法書士試験 | 法律 |
3 | 公認会計士試験 | 法律 |
4 | 税理士試験 | 法律 |
5 | 弁理士試験 | 法律 |
6 | 通関士試験 | 法律 |
7 | 不動産鑑定士試験 | 不動産 |
8 | 土地家屋調査士試験 | 不動産 |
9 | 土地改良換地士資格試験 | 不動産 |
10 | マンション管理士試験 | 不動産 |
11 | 管理業務主任者試験 | 不動産 |
12 | 通訳案内士試験 | 語学 |
13 | 国会議員政策担当秘書資格試験 | 公務員 |
14 | 普及指導員資格試験 | 公務員 |
15 | 技術士 第一次試験 | 工業 |
16 | 技術士 第二次試験 | 工業 |
17 | 原子炉主任技術者試験 筆記試験(一次) | 工業 |
18 | 原子炉主任技術者試験 口述試験(二次) | 工業 |
19 | 核燃料取扱主任者試験 | 工業 |
20 | 第1種 放射線取扱主任者試験 | 工業 |
21 | 第2種 放射線取扱主任者試験 | 工業 |
文系資格の方が種類が多いですね。
上の方の資格は、詳しくは知りませんが特に難しい印象。
理系資格は、ほとんどが原子力・放射線に関するものです。
技術士は、20の専門科目から選ぶことができるので、実質20個分。
ついでに名前だけだとよくわからない資格についても調べてみました。
土地改良換地士
農業用地の整備や土地の改良などについて助言や指導を行う、土地の専門家。
土地改良法に基づいて農林水産省が認定。
管理業務主任者
マンション管理組合へ重要事項の説明や指導を行う際に必要な資格。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律に基づいて、国土交通大臣が指定する機関が試験を実施。
普及指導員
農業技術の指導や経営の相談など、農業者の支援を行う都道府県の専門職員。
農業改良助長法に基づいて、農林水産省が実施。都道府県職員に採用されなくてはならない。
狙い目の資格
「官報に名前を載せてやろう!」と思ったとき、どの資格に挑戦したらよいでしょうか。
もちろん、自分の仕事や専門分野に合ったものが望ましいですが、そうでなくても狙えるものがいくつかあります。
受験資格の有無
上記資格の内、受験資格を得るために学歴や実務経験が必要なものは少ないです。
資格試験名 | 受験資格 |
司法試験 | 予備試験合格または法科大学院を修了 |
税理士試験 | 大学等での法律学または経済学の単位取得 司法試験合格 日商簿記1級合格 実務経験 など |
国会議員政策担当秘書資格試験 | 4年制大学卒業または同等以上の学力 かつ65歳未満 |
普及指導員資格試験 | 実務経験(大卒なら4年、など) |
また、以下の二次試験を受けるためには、一次試験を突破し、かつ実務経験等を有する必要があります。
技術士 第二次試験 | 一次試験合格かつ実務経験 |
原子炉主任技術者試験 口述試験 | 筆記試験の合格かつ実務経験または講習受講 |
逆に言えば、上記以外の資格試験は年齢・学歴・実務経験を問わず「誰でも受験可能」です。
もちろん、受験資格がないからと言って簡単ということはありませんが・・・。
理系なら「技術士」または「第2種放射線取扱主任者」がおすすめ
私は理系なので、理系資格についての所見です。
おすすめは「技術士(一次)」あるいは「(第2種)放射線取扱主任者」です。
理由は下記。
技術士
理系資格でも最上位に位置する技術士ですが、特に難易度が高いのは二次試験です。
(そもそも一次試験を合格しただけでは技術士になることはできません。)
一次試験は大学レベル、かつ以下の20分野から専門科目を選んで受験することができます。
機械部門 | 船舶・海洋部門 | 航空・宇宙部門 | 電気電子部門 |
化学部門 | 繊維部門 | 金属部門 | 資源工学部門 |
建設部門 | 上下水道部門 | 衛生工学部門 | 農業部門 |
森林部門 | 水産部門 | 経営工学部門 | 情報工学部門 |
応用理学部門 | 生物工学部門 | 環境部門 | 原子力・放射線部門 |
試験範囲は広いものの、対策は立てやすいようです。
私も次に狙うなら技術士一次かな、と思っています。
放射線取扱主任者
放射線取扱主任者には第1種・第2種・第3種があります。
第3種は資格講習のみ、第1種と第2種は試験を受けます。
第1種は第2種の上位資格で、簡単に分けると非密封の放射性同位元素を取り扱えるか否か、という違いがあります。
すなわち、第2種の方が試験範囲が狭く(それでも多いですが)なっています。
また、放射線取扱主任者試験は公式テキストと過去問題集があるので勉強しやすい点もおすすめです。
ネックになるとすれば、法令・実務・物理・化学・生物の5課目を満遍なく勉強する必要があることでしょうか。
課目合格制度はないので、一度の試験ですべて合格しなくてはいけません。
官報はネットから閲覧・購入可能
せっかく官報に名前が載る試験に合格したら、記念に保管しておくのもいいと思います。
官報は毎日(行政機関の休日を除く)発行されており、直近30日分はインターネット上で閲覧可能です。
独立行政法人 国立印刷局が提供するインターネット版官報です。直近90日分の官報情報(本紙、号外、政府調達等)は全てPDF…
また、各都道府県に官報販売所があります。
ただし都市部の中心地にしかなく、居住地によっては足を運ぶのも大変です。売り切れの場合もありますし。
そんなときは、ネット通販もおすすめです。
私はこちらで購入させていただきました。
以上、官報に名前が掲載される資格についてまとめました。