こんにちは。新米夫婦のふたりごと・なつです。
奈良県奈良市にある元興寺に参拝してきました!
奈良・斑鳩1dayチケットのリーフレットで紹介されていて気になったお寺さん。
なんと日本最古の寺である法興寺(飛鳥寺)を新築移転しているそう。日本最古というワード・・・唆るぜ、これは!
この記事では、元興寺を参拝した様子やいただいた御朱印について書いていきます。
真言律宗 元興寺(奈良県)
由緒
日本最初の本格的伽藍である法興寺(飛鳥寺)が平城遷都にともなって、養老2年(718)に官大寺として新築移転されたのが元興寺(佛法元興之場、聖教最初之地)です。現在では伽藍の大半は「ならまち」の下に埋もれましたが、僧坊遺構が浄土信仰の場として創建時の法灯を今に伝え、平成10年(1998)にユネスコの世界文化遺産「古都奈良の文化財」のひとつに登録されています。
引用元:元興寺入場券
そもそも真言律宗とは?
〇西大寺が総本山
〇空海が高祖
〇鎌倉時代に叡尊が興起した密教と戒律の融合一致を説く新たな教旨
引用元:真言律宗|西大寺
〇密教では真言の念誦経によって行者が本尊と一体となって仏になること(即身成仏)を目指します。
引用元:真言律宗|全日本仏教会
拝観料
大人500円
中学生/高校生300円
小学生100円
20名以上団体400円
秋季特別展期間中だったので大人600円、団体540円でした。
元興寺に参拝してきました!
近鉄奈良駅から徒歩13分で元興寺に到着。
道中、看板が何個も出ていたので迷わず行くことができました。
(この交差点信号変わるの早すぎw)
入口。奥に駐車場と駐輪場がありました。
世界文化遺産記念碑
世界遺産「古都奈良の文化財」元興寺と書かれた記念碑がありました!
古都奈良の文化財は、8つの資産(東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡)で構成されているそう。
この記事書きながら今年(2023年)は登録から25周年ということを知りました!
2024年3月15日まで(予定)六社寺共通拝観券の販売があり、期間限定の特別御朱印がいただけるとのこと。
拝観受付
奈良・斑鳩1dayチケットを提示して団体料金で入ることができました!お得!
御朱印はあらかじめ御朱印帳を渡す方式を取っていました。
東門
重要文化財である東門。
東門
元興寺極楽坊の正門として、応永年間に東大寺西南院四脚門を移建したことが記録から知られています。
引用元:各建物の特徴と説明|元興寺
東門をくぐると正面に極楽坊本堂がありました。
極楽坊本堂
国宝である極楽坊本堂(極楽堂または曼荼羅堂)
本尊は三論学僧の智光法師が夢に観た阿弥陀仏の極楽浄土を描いた「智光曼荼羅」
本尊といえば像というイメージがあったのでちょっと驚き。
曼荼羅の中に描かれた阿弥陀如来さまにご挨拶しました。
智光曼荼羅は日本浄土三曼荼羅の一つだそうです。
もう二つは当麻寺と超昇寺にあるみたい。
どちらとも奈良県!奈良県ってすごいんだなと再確認しました。
中をぐるっと一周。
説明書きを読んでいくと知らないことがほとんどで勉強になる。
本堂を見た後、特別展がやっている元興寺総合収蔵庫へ。
元興寺総合収蔵庫 ※撮影禁止
1F中央に五重小塔、塔の近くには薬師如来坐像(西国薬師5番)、不動明王立像、阿弥陀如来像、毘沙門天立像がいらっしゃったのでご挨拶。
阿弥陀如来像は大きく、ライトに照らされてできた影も美しかったことが印象に残っています。
2Fからだとまた違って見えました。
毘沙門天立像の腰がくねっとセクシーだったり、紙製地蔵菩薩立像の首の傾きが芸人のヒロシに見えたり特徴的な像が多かったです。(元興寺のホームページで写真あり)
極楽坊本堂の屋根瓦がどう置かれているか分かる模型もありました。
行基葺きといわれ有名みたい!
しかも日本最古の瓦が使われているとのこと。これは帰りに見ないと!となりました。
2Fでは智光曼荼羅の板絵を見ました。
デジタル赤外線撮影ってすごい!
極楽坊本堂で見たときより細部が分かりました。
説明書きによると曼荼羅内の橋の上にいる2僧は智光と頼光という説もあるそうです(!?)
みんなの気持ちを一つに!百日念仏講で二人は極楽浄土に送り出されたのかな。
最初どこにいるか分からなかったのですが、分かるとスッキリしました。
最後に『菅原遺跡と大僧正行基・長岡院』という特別展を見ました。
こんなにたくさんの土器が見つかるのか!という感想(なつ)
出土した土器にうなぎの落書きがあったの面白かったよね(にんじん)
宝物館って時間がないとスルーしがちだけど、もったいないことしていた。。
色々な知識をつけてからさっき見てきたものを見ると感じ方が全然違う!!見る視点を与えてもらいました。
行基葺きの屋根、日本最古の瓦
再度、極楽坊本堂の屋根を見ていきました。
丸瓦も平瓦も重なり合っている!これが行基葺きなのか。
境内西へ、浮図田のそばを歩いていくと「日本最古瓦 振りかえって見上げてください」とありました。
振り向くと日本最古の瓦がありました!参拝だけしていたら気が付かなかった・・・。
確かに瓦の色が違う!!
近づいてみると瓦がボロくなっていて歴史を感じました・・・。
他にも境内を巡らなければ出会えなかった景色があったので写真とともに。
弁天社
どこかジブリぽい雰囲気がある弁天社
極楽坊禅室
室寒桜と禅室
お花をつけているところを見ることができました。
禅室や本堂周りに生えている植物は何だろう?という疑問は解けず。植物って難しい。
お庭も手入れされていて気持ちのいい空間が広がっていました。
再度、極楽堂本堂へ
元興寺総合収蔵庫を見た際、本堂内陣に柱刻文があると知りました!
旦那さんは「なんで柱がアクリル板で覆われてるのだろう?」と思っていたみたい!謎が解けてスッキリしていました。
本堂に戻りじっくり見てみると本当に文字が彫られているのを確認できました。
見逃さずに済んでよかった(^^)
御朱印を受け取りに受付へ。(1時間30分も滞在していたみたい。。びっくり。)
元興寺の御朱印帳・御朱印
元興寺の御朱印は、御朱印帳を先に預ける形をとっていました。
引き換え札を無くさないように。
御朱印帳
元興寺の御朱印は色違い(青系・赤系)で2冊ありました。各1,500円
御朱印
元興寺では御朱印を3体いただけます。
- 智光曼荼羅
- 瑠璃光
- 印相地蔵
①智光曼荼羅
【右上】
②瑠璃光(木造玉眼 薬師如来坐像)
【右上】薬壺かな?西国薬師5番
【中央】瑠璃光(薬師如来は、東方瑠璃光浄土で説法する過去仏)
梵字「ベイ」
③印相地蔵(木造玉眼 地蔵菩薩立像)
地蔵菩薩立像(奈良指定文化財)は、通例で持っている宝珠・錫杖を持たない珍しいお姿をしています。
【右上】大和地蔵十福
地蔵十福とは・・・
- 女人泰産(健康で聡明な子供の安産が叶います)
- 身根具足(健全な心と身体を授けて下さいます)
- 衆病悉除(さまざまな病気を取り除いて下さいます)
- 寿命長遠(元気で長生き出来るようにして下さいます)
- 聡明智慧(素晴らしい知恵を授けて下さいます)
- 財寶盈溢(金銭に困らない生活を与えて下さいます)
- 衆人愛敬(誰からも慕われる人にして下さいます)
- 穀米成熟(食べ物に不自由しない環境に恵まれます)
- 神明加護(災難に遭わないように護って下さいます)
- 證大菩提(極楽に行くことを約束して下さいます)
引用元:大和地蔵十福霊場会
それぞれ初穂料300円でした。
アクセス
住所 | 〒630-8392 奈良県奈良市中院町11番地 |
電話番号 | 0742-23-1377 |
開門時間 | 9:00~17:00(入門は16:30まで) |
入場料(特別展の入館料も含む) | 大人500円(秋季特別展期間中600円) 中学生/高校生300円 小学生100円 20名以上団体400円(秋季特別展期間中540円) 身障者それぞれ半額 |
ホームページ | 元興寺‐奈良の国宝・世界文化遺産 |
アクセス | 【公共交通機関の場合】
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