新米夫婦のふたりごとのなつです。
京都市右京区にある『平岡八幡宮』の春の特別拝観に行ってきました!
花の天井だけでなく、椿も見ることができて大満足の拝観となりました。
この記事では春の特別拝観を楽しんだ様子、いただいた御朱印について書いていきます。
平岡八幡宮(京都市右京区)
- 弘法大師により809年創建
- 山城国最古の八幡宮
- ご神体は僧形八幡神像
- 花の天井や一願成就の白玉椿伝説がある
特別拝観の前に境内をふらり
京都駅からJRバスに揺られること40分。
平岡八幡宮に到着しました!鳥居前には『花の天井 特別拝観』の看板。
鳥居をくぐり境内に入ると青もみじや八重桜(牡丹桜)が出迎えてくれました。
参道を歩くと左手に椿の小径がありました。
もっと早い時期に行ったら咲いている姿を見られるのかも!
拓けた場所に出ると謎に土俵。何か神事でもあるのかな?と思いつつ手水舎へ。
手水舎に水汲みの滑車あり。
椿はもう咲いていないと諦めていたのですが、まだ咲いていました!!綺麗!!!
花びらの多さ・華やかな色合いにテンションが上がりました!
花の天井 特別拝観
ここからは平岡八幡宮 花の天井特別拝観の開催期間、拝観料、内容と参加した感想について書いていきます!
開催期間
開催期間は、3月10日~5月15日10:00~16:00(最終受付15:30)
私達が行ったのが4月23日だったので、椿のシーズンはちょっと過ぎてしまっていました。
(ちなみに椿を愛でる会は3月10日~4月9日)
椿は見られなくても花の天井が見られるなら!と向かいました。
特別拝観の内容
特別拝観では花の天井を見るだけでなく、宮司さんによる境内の紹介、本殿に昇段してお話を聞かせてもらったりしました。
そのあと舞殿前で大福茶の接待がありました。
特別拝観料は800円、小学生以下無料。
花の天井 特別拝観を楽しんできました!【感想】
受付が分からず、舞殿前でふらふらしていたところ、本殿から宮司さんと参加者の方が出てきました。
宮司さんから「特別拝観ですか?」声をかけてもらい境内案内が始まりました。
説明している最中に合流するケースもあったので、タイミング大事だなと思いました。
(舞殿近くの授与所が受付を兼ねていました。)
舞殿の東側にある砥石の原石
白?ピンク?の椿(写真で見返すとちょっと分からない)
授与所には、真っ白な椿が飾ってありました。ーーー確かラスト?
私個人は椿が好きなのですが、幼少期に”椿=縁起が悪いもの”と教えられた覚えがあります。
でも宮司さん曰く
- 椿は貴族のお庭しか植えることを許されていない高貴な花である
- 散る時に必ず花が上を向いて落ちることから武士が潔い良いものとしていた
とお話を聞いてもっと好きになりました。
行きの時に見た土俵は、10月例祭の三役相撲で使われることや御神木のこと
青もみじに紛れて生えている白ピンクの羽根?の正体を教えてもらいました!
実はこの羽根みたいなもの『もみじの花』だそうです!!
写真撮影の時「もみじに枯れたものが引っ付いていて邪魔だな~」なんて思ったことがありましたがもみじの花だったのか。
また一つ学びを得ることができました(*´▽`*)
舞殿と本殿のそばにある『歌舞伎靭猿』
花の天井を見る前に本殿の周りをぐるり。
椿の特徴や椿油のことなど情報モリモリ教えてくれるのですごく勉強になりました。
ラスト!一輪だけ白い椿が咲いていました!(たしか八重白玉椿?)
開花シーズンにはすごい数のお花をつけるみたい!見てみたいなと思いました。
平岡八幡宮には白玉椿伝説なるものもあるそうです。
故事に「願い事をすると白玉椿(形の良い白椿)が一夜で開花し願いが成就した」という記載があり、白玉椿伝説とよばれております。
本殿内陣の長押には熨斗袋から紅白椿が描かれており壁画と同じ椿が本殿東に樹齢500年の花弁が三角の平岡八幡ヤブ椿が、社務所庭には樹齢200年のしだれ八重白玉椿が現存し、室町期の神護寺伽藍図内の八幡宮には椿の古木が描かれております。
椿は日本書記に見られるように景行天皇が土蜘蛛征伐に使われ邪気を払う意味から平安時代より長寿、招福、吉兆の木として愛され、白玉椿は茶道において茶花としてふさわしい花とされています。見頃は3月下旬から4月上旬。
引用元:平岡八幡宮リーフレット
この椿の傍には獅子の形に見える『山の神石』がありました。
今回の目的でもある『花の天井』を見ることができました!
実物は写真撮影×でしたが、境内にミニチュアの額が納められていました。こんな感じ!
江戸時代末期、文政10年(1827)画工、綾戸鐘次郎藤原之信により本殿内陣天井に44枚の極彩色の花絵が描かれ、内陣長押には紅白の熨斗袋から梅、椿が描かれ(山本探淵作)これらの天井画は室町期に足利義満公の御所が花の御所と呼ばれ自らも花を愛したことから義満公再建時に描かれていたと思われる。
引用元:平岡八幡宮リーフレット
どんなお花の絵があるか表を見ながら楽しみました。でも知らない植物も多かった・・・。
宮司さんのお話の中で”神社修繕の難しさ”を知りました。
修復に使われる塗料にラピスラズリが含まれているなんて思いもしなかったです!
劇的ビフォーアフターで宮大工に依頼した回をなぜか思い出しました。
その時は「高額だなー」と感じましたが、技術の他に使っている素材もきっと良い物・高い物を使っていたからか・・・と数年?越しの納得。
琴弾き弁財天、熨斗袋から白玉椿図、扉の金箔など修繕し、後に繋げようとする姿勢が素敵だと思いました。
(宝くじ当たったら好きな神社・寺に寄進したい。ちょっと憧れ。)
もう一つ心に残ったのが”節目節目の大切さ”
年始だけでなく朔日参り、厄年のお祓いなど助けてもらう側もしっかりしないといけないなと思わされました。
お母さんが死んだら臍の緒を一緒に入れると良いことを聞きました。
私の場合、ちゃんと業績書いた紙と御朱印を合わせて地獄行きを避けたいと思う。(来世は何にも生まれ変わりたくないけれど。)
最後に大福茶接待を受けました。まったり~。
おいしかったので福梅を購入しました!
宮司さんのお手製だそうです。
昔ながらの酸っぱい系なので、はちみつ梅干しが苦手な方におすすめです。
いただいた御朱印
(書置き・初穂料300円)
交通アクセス
住所 | 〒616-8271 京都府京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23 平岡八幡宮 |
電話番号 | 075-871-2084 |
交通アクセス | 公共交通機関の場合:JRバス京都駅~平岡八幡前下車すぐ(約40分)
自家用車の場合:新丸太町通りを嵐山方面に進み、山越え通り右折、国道162号線を左折約1.5km右折(境内駐車場無料) |
まとめ
京都市右京区にある『平岡八幡宮』に花の天井を見に行ってきました!
宮司さんが境内を案内してくれたので、たくさんのことを知ることができました。
(こじんまりとしているので通常期、何の知識もなく行くと少し物足りないかも。)
花の天井は、特別拝観でしか見ることができないので行くタイミングがあってよかったです。
華やかさよりも古き良きという感じで好きでした。
嬉しい誤算だったのが、シーズン終わりかけにも関わらず白色の椿を見ることができました!!
開花時期にはもっと花を付けているそうなので次回リベンジ!