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【マレフィセント2】感想!種族を越えた家族愛の行く末は…ネタバレあり完全まとめ

今回は「マレフィセント2」を観てきたので、感想(ネタバレ注意)を書いていきます。

「マレフィセント2」は、前作「マレフィセント」の続編になります。内容を予習してから観ることで、今作を最大限楽しむことができます。

公式サイト:マレフィセント2

マレフィセント2のあらすじ

アンジェリーナ・ジョリーを再び主演に迎え、『美女と野獣』のディズニーが「眠れる森の美女」の新たなる伝説を実写映画化!

永遠の眠りから目覚めたオーロラ姫が、フィリップ王子のプロポーズを受け入れた時、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が動き出す…。結婚式の日、オーロラ姫に危機が迫る。愛するオーロラ姫を救うため、美しきヴィラン、マレフィセントの“究極の愛”が今、試される。

(公式サイトより)

2019年10月18日(金)公開!

マレフィセント2のストーリー解説(ネタバレ注意!!)

ある日の夜、三人組の男たちが妖精の国・ムーア国の森に忍び込んできました。目的は妖精を捕まえて持ち帰ることです。

男たちはキノコの妖精を捕らえますが、マレフィセントに見つかってしまいます。一人だけ何とか逃げ延びた男は、道中で偶然見つけた「精霊の花」とキノコの妖精を城に持ち帰り、何者かに手渡して報酬を受け取りました。

 

朝、妖精たちのいたずらでオーロラ姫は川に落ちてしまい、ずぶ濡れになってしまいました。

そこへフィリップ王子が現れ、オーロラにプロポーズしました。実は、妖精たちはこの場所で二人を会わせようとしていたのでした。

オーロラはプロポーズを快諾しました。二人ともとても幸せそうです。しかし課題は山積みです。「両家顔合わせ」の晩餐会に参加してもらえるようマレフィセントを説得しなければなりません。

はじめは取り付く島もなく拒否するマレフィセントでしたが、オーロラの強い希望に折れてアルステッド国の城で開催される食事会に参加することになりました。

顔合わせに向けて、笑顔と挨拶の練習をするマレフィセントとそれを手伝うディアヴィルの姿がありました。人間たちがマレフィセントにおびえないようにと、黒いヴェールで角を隠すよう提案するオーロラ。マレフィセントの気を悪くしてしまったかとオーロラは謝りますが、その気持ちを察してマレフィセントは快く受け取りました。

 

晩餐会当日、ヴェールを纏ったマレフィセントとディアヴィル、オーロラが城にやってきました。結婚を心から喜んでいるジョン王とフィリップ王子、そして内心ではマレフィセントや妖精の国をよく思っていないイングリス王妃が三人を歓迎します。

晩餐会の最中、ことあるごとにマレフィセントを煽るイングリス王妃。ついにはマレフィセントが怒りで魔法を使ってしまうと、ジョン王は眠り落ちて倒れてしまいました。オーロラがマレフィセントに眠りの呪いを解くよう訴えますが、マレフィセントは「何もしていない」と言い、その場から飛び去ってしまいました。

飛び去るマレフィセントを、城から狙う物がいました。イングリス王妃の部下であるゲルダです。ゲルダの放った鉄球に撃ち抜かれたマレフィセントは、海に落ちてしまいました。そのまま沈んでしまうマレフィセントでしたが、翼を持つ何者かがマレフィセントを救出し、空の彼方へと連れ去っていきました。

 

マレフィセントが目を覚ました場所は、自分と同じ翼をもつ妖精であるダークフェイ達が暮らす島でした。

かつてダークフェイ達は世界中を自由に飛び生活していましたが、人間たちとの争いで住処を追われてしまい、人間が近寄れない世界の果ての島でひっそりと過ごしていました。人間たちと共存する道を求めるコナルや、人間に戦いを挑み住処を取り戻そうとするボーラ、島で暮らす子供たちの姿を見ながら疵を癒すマレフィセント。

この島で、マレフィセントは自らの正体を知ることになります。「フェニックス」という破壊と再生を司る存在の生まれ変わり、それこそがマレフィセントでした。

 

一方、オーロラはマレフィセントを探しにムーア国に戻りますが、見つけることができませんでした。城に戻ったオーロラを温かく迎えるイングリス王妃ですが、マレフィセントのことを貶し、角を隠すために着けた黒いヴェールについても悪く言います。マレフィセントのことを信じてよいか迷っている様子のオーロラですが、イングリス王妃にも不信感を感じはじめていました。

そのころ、城の地下では妖精たちとの戦争に備えて大量の武器が造られていました。さらには、精霊の花の成分を抽出した「赤い粉」が開発されていました。その粉を浴びてしまうと、妖精は自我をなくして消滅してしまうという恐ろしい兵器です。実は、それらの製造を指示していたのはイングリス王妃でした。彼女は妖精たちを滅ぼし、ムーア国を人間たちのものにしようという恐るべき陰謀を企んでいたのです。

 

妖精を消滅させる手段を見つけた王妃は、兵士たちに精霊の花を狩りつくすよう命じました。森の異変を遠い地で感じ取ったマレフィセントは、後を追うコナル・ボーラと共に急いで国に戻りますが、森はすでに荒らしつくされた後でした。そのとき、潜んでいた兵士たちから奇襲され、コナルがマレフィセントを庇って撃たれてしまいます。

何とかその場をしのぎ島に戻った三人ですがコナルの負った傷は深く致命的でした。死に瀕してなお人間との共存を望むコナルをマレフィセントが看取ります。一方ボーラは人間の国に攻め入るしかない!と仲間たちを鼓舞します。

人間と妖精の戦争は、目前にまで迫っていました。

 

呪われて目覚めない王を助けるため、オーロラは城の中を探し回っていました。偶然王妃のドレスルームで隠し扉を見つけたオーロラが地下に降りると、そこには見覚えのある呪いの糸車がありました。オーロラは、「イングリス王妃がジョン王を呪いの糸車で刺して眠らせ、その罪をマレフィセントに着せた」という真相にたどり着きます。しかしその場に現れた王妃に捕らえられ、城の部屋に監禁されてしまいました。

アルステッド国では、フィリップ王子とオーロラの結婚式の準備が進められていました。

ムーア国の妖精たちも皆招待されて聖堂へと集まりますが、新郎側の招待客が誰もいません。突然扉が閉まり、ゲルダがパイプオルガンを演奏し始めました。すると聖堂内に「赤い粉」が発射され、妖精たちの虐殺が始まってしまいました。

時を同じくして、ダークフェイたちがアルステッド国に攻めてきました。しかし、周到に仕掛けられた罠と赤い粉によって次々と消滅させられてしまいます。指揮をとるイングリス王妃は余裕の笑みを浮かべていました。

異変を察したオーロラは何とか城を抜け出し、人の姿だったため閉じ込められていなかったディアヴィルと合流し聖堂の扉を開けようとしますが、二人の力ではどうすることもできませんでした。

 

精霊たちが絶望的な状況の中、ついにマレフィセントが現れました。強力な魔法を操って城の兵器を破壊し、ディアヴィルを熊に変身させて妖精たちを救い出しました。

マレフィセントは塔の上に降り立ち、イングリス王妃と対峙します。そこへ、オーロラもやってきました。マレフィセントの無実を知ったオーロラは謝罪し、二人の心はふたたび通じ合いました。その隙をつき背後からオーロラめがけてボウガンを放つ王妃。マレフィセントはオーロラを庇い自ら撃たれて消滅してしまいました。

その様を見て泣き崩れるオーロラ。これまでに見せたことのない怒りの表情で王妃を睨みますが、兵士たちに取り押さえられてしまいます。すべては人間のためにやったこと、これで勝利だと確信する王妃ですが、マレフィセントの塵が不思議な光を纏って回転し始め、やがて大きな竜巻を巻き起こし中からフェニックスの姿でマレフィセントが復活しました。

おびえるイングリス王妃は塔からオーロラを突き落とし、逃げ出しました。オーロラを助けるためにマレフィセントフェニックスは身を挺して庇い、地面に墜落してしまいました。何とか二人は無事でした。

 

兵士長と戦っていたボーラを、フィリップ王子が制止します。もうこれ以上の犠牲を出したくない、戦いを止めようという王子の思いを感じ取り、ボーラも争いをやめることにしました。こうして、妖精と人間の戦争は終結することとなりました。

マレフィセントはすべての原因であった「呪いの糸車」を消滅させました。ジョン王の呪いも解けて無事目を覚ましました。

城に魔法の花が咲き乱れ、改めてフィリップ王子とオーロラの結婚式が執り行われました。妖精も、人間も皆が祝福しています。みんなが幸せに共に生きる未来をようやく実現することができたのです。

ヤギに変身させられた王妃もいつか改心する日が来るのでしょうか。

 

感想

展開は王道ですが、飽きさせない映像と世界観で非常に楽しめる映画となっておりました。

前作に残してきた呪いの糸車をうまく活用し、きれいに作られた続編だったと思います。

 

王妃の嫌ーな存在感は何とも言えませんね!現実にもこんな姑いるのかと思うとげんなりするくらいはっきりとした嫌な役として書かれていました。マレフィセントを煽るイヤミったらしさやオーロラと接するときの自己中さなど、わかりやすい敵役として安心(?)して観られました。

「はやくこいつを倒してくれ!!!」

 

しかし、ダークフェイの無策さといったらもう。。。人間側の文明レベルも特段高いわけではありませんが、妖精側の突撃死はみていてつらいものがありました。もう少しまともな作戦とかないんかい、と。まあ長年引きこもっていたので仕方がないのかな。

もうやめたげてぇ、ダークフェイのライフはもうゼロよ!状態でした(笑)

その分マレフィセントの頼もしさが光るわけですけどね。

 

「マレフィセントの“究極の愛”が今、試される」と公式にもありますが、人間の欲とか醜さとかに晒されてなお人を信じられるか、ということでしょうか。争って、奪われて、虐げられて、それでもなお和解することができるか、という。憎しみの連鎖を断ち切るのはそう簡単なことではないですよね。

再生の力を手にしたマレフィセントならみんなを甦らせてあげることもできるといいな。

主要キャスト紹介

マレフィセント/アンジェリーナ・ジョリー (吹替:深見梨加)

前作に引き続き、アンジェリーナ・ジョリーが主役・マレフィセントを演じます。

相変わらず迫力と存在感がすごい…!

オーロラ/エル・ファニング (吹替:上戸彩)

童話の世界にいそうな純真な姫の出で立ちがよく似合う女優さんですね。守られるだけではなく、強さももつ女性です。

イングリス王妃/ミシェル・ファイファー (吹替:五十嵐麗)

本作の元凶です。すごく嫌な役ではありますが、ある意味人間らしいともいえるのではないでしょうか。

フィリップ王子/ハリス・ディキンソン (吹替:小野賢章)

王子は基本的にいい人です。けどもう少し察しがいいともう少し平和だったかも。オーロラを幸せにしてあげてください。

ディアヴィル/サム・ライリー (吹替:阪口周平)

本シリーズの名脇役ですね。マレフィセントとの絡みからも名コンビ感が出ていました。

ゲルダ/ジェン・マーリー (吹替:永宝千晶)

謎に満ちた小柄な女性。イングリス王妃の腹心です。セリフは多くはありませんが、おそらく相当優秀なのでしょう。

ジョン王/ロバート・リンゼイ (吹替:内田直哉)

今作における悲劇のヒロインです。姿や態度からとてもいい人であることが伝わってきます。なんというか、王妃の尻に敷かれている様子が目に浮かびます。

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