【乙4】危険物取扱者資格取得までの流れまとめ~申し込み・試験対策・免状発行まで

こんにちは、にんじんです。

今回は、危険物取扱者の資格取得について書いていきます。

 

兵庫県にて令和3年度の第1回試験を受験し、見事合格しました。

免状も手元に届いたので、受験申込から勉強方法・期間、免状申請手続きなどについてまとめておきたいと思います。

  • これから資格取得を目指すためにどうしたらいいか
  • 勉強方法、スケジュール
  • 試験当日の様子
  • 免状の手続き方法、必要なもの

などについて知りたい方は、ぜひ先を読み進めてください。

はじめに:受験の動機

資格を取ろうとするきっかけは人それぞれだと思います。

私の場合、「たまには何か目標を持って勉強したいなあ・・・」と思いついたのが資格の取得でした。

仕事で必要でもなんでもありません(笑)

勉強自体が好きなのですが、社会人になってからというもの中々モチベーションが保てなかったため、わかりやすいゴールとして選んだというのが正直なところ。

 

ただ取るだけでもいいのですが、どうせなら将来何かしら役に立ちそうなものがいいですよね。

かつ、まったく未知の分野だとやる気が続きにくい・・・。

そこで見つけたのが、危険物取扱者

資格を活かして働くことも可能だし、メジャーな資格なのでテキストが豊富で取り組みやすいし、難易度もそれほど高くない。

ということで選びました。安直ですね。

受験の申し込み

受験することを決めたら、試験を受けるために申し込みをします。

ここで確認・手続きすることは、以下の3点です。

試験スケジュールの確認

危険物取扱者試験は各都道府県の試験会場ごとに実施され、開催日時も異なります。

自分の受験する場所のスケジュールを確認し、期間内に申し込み手続きを済ませる必要があります。

試験スケジュールは「一般財団法人 消防試験研究センター」のホームページで確認できます。

 

試験日の約1か月~1か月半前に受験申請手続きをする必要があります。

申請期間は1週間ほどしかないので、忘れないように注意!

受験する種類を選択する

危険物取扱者には、甲種・乙種(第1~6類)・丙種があります。

甲種には受験資格が設けられていますが、乙種および丙種は誰でも受験が可能です。

初めて危険物取扱者に挑戦する場合、多くの方は乙種第4類(通称:乙4)から受験することになります。

下に種類とその特徴をまとめておきます。

種類 受験資格 取り扱うことのできる危険物 試験内容・問題数
甲種 ・大学等で化学に関する学科等を卒業
・大学等で化学に関する科目を15単位以上取得
・乙類免状を有し、実務経験2年以上
・乙種免状のうち、①第1類または第6類、②第2類または第4類、③第3類、④第5類を取得
全種類 (1)危険物に関する法令・15問
(2)物理学及び化学・10問
(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法・20問
乙種 特になし 取得した類の危険物 (1)危険物に関する法令・15問
(2)基礎的な物理学及び基礎的な化学・10問
(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法・10問
丙種 特になし ガソリンほか第4類危険物のうち特定のもの (1)危険物に関する法令・15問
(2)燃焼及び消火に関する基礎知識・5問
(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法・10問

私は化学系ではありませんでしたが、大学・大学院の取得単位をかき集めたら甲種の受験資格があるような気もしましたが・・・

成績証明書の取り寄せも面倒だし、甲種の方が難しいし、初めてなので乙4から始めることにしました。

いずれ甲種まで取りたい気持ちはあります。

 

なお、乙種について科目免除と複数受験の仕組みがあります。最終的に甲種取得を目指す場合、実務経験を積まない場合のルートとして

  1. 乙種第4類を受験し取得する
  2. 第1類または第6類、第3類、第5類を複数受験し取得する
  3. 甲種受験資格を満たすので、甲種試験を受験する

という形で行けば、最短3回の受験で取得することが可能です。

この場合、①の乙4試験では法令・物理化学・性質消火のフル受験が必要であり勉強が大変ですが、

②の受験では乙4をすでに持っているため、法令と物理化学の科目が免除されます。

受験の申し込みをする(書面or電子申請)

申請受付期間内に受験手続きを済ませます。

注意:新型コロナ対策のため座席数が限られている場合、上限人数に達した段階で受付が締め切られます。手続きはお早めに!!

手続きは書面申請電子申請(Web)で行うことができます。

詳細は各都道府県の試験案内を確認してください。

 

私は電子申請で行いました。

Web上で情報を登録し、受験料をカード決済。後日メールで受験票が送られてくるので印刷、必要事項を記入して証明写真を貼付し、試験当日に持参します。

受験料は以下の通りです。

甲種 乙種 丙種
6600円 4600円 3700円

なお、クレジット決済では別途払込手数料230円が追加されました。

書面の郵送料等に比べたら、こちらの方が安いと思います。

ちなみに証明写真のサイズは45mm×35mmで、一般の履歴書などに貼るものより一回り大きいため注意が必要です。

試験対策

受験申込が完了したら、試験の対策をしていきます。

乙4の試験難易度

試験実施状況を見ると、危険物取扱者試験の受験者数や合格率を知ることができます。

乙4類について、2012~2020年の実績をグラフにまとめてみました。

危険物乙4 受験者数と合格率

例年20~30万人が受験し、合格率は30~40%です。受験者数は減少傾向で、合格率は高めに推移しているようです。

合格率30%というと結構難しいような気もしてきますが、毎年10万人以上が合格していると思えばそれほどでもない気もします。

実際、それなりに勉強して臨めばそこまで難しい試験ではありません。

 

危険物取扱者試験の合格基準は、各科目60%以上です。

つまり、全体で60%を越えても、1科目でも60%を下回れば不合格となります。

法令は15問中9問、物化と性消はそれぞれ10問中6問解くことができればいいわけです。

運転免許の試験と同じで満点を取ろうとすると難しいですが、きちんと対策をしておけば合格点をとることは容易だと思います。

勉強時間:約1か月で50時間

上で述べた通り、危険物取扱者試験はすべての科目を満遍なく勉強する必要があります。

さらに、どの科目も基本的には暗記の知識勝負です。

物理化学についても、難しい計算問題はほとんど出題されません。過去問の解き方を暗記すればだれでも解けるようになります。

 

暗記において重要なのは反復練習です。

一度見たら忘れないほどの記憶力がある場合を除き、基本的には何度も繰り返すことが大切です。

よくわからない法令でも、2回3回とテキストを読み、過去問を何度か解いていくうちに自然とわかるようになります。

そのためにも、できるだけ早い段階から勉強を始め、短い時間でもいいから毎日継続することです。

 

勉強計画を紹介します。

  • 受験申込~試験2週間前:テキストを繰り返し読み、練習問題を解く
  • 2週間前~1週間前:過去問を解く
  • ~試験前日:過去問を解きながら、自信の無いところをテキストで復習
  • ~試験直前:数値・法令などの短期記憶

最初は広く浅く、途中から問題演習を進め、直前は苦手分野の克服。

試験直前に覚えきれなかった部分を少しでも頭に叩き込む。

毎日1時間、休日は2,3時間も勉強すれば十分すぎるほどだと思います。

使ったテキスト・問題集

私が実際に使ったテキストを紹介します。

まず、メインのテキストは「ユーキャンの甲種危険物取扱者速習レッスン」です。いきなり乙4じゃなくて甲種です(笑)

内容はすべて含まれていますし、いずれ乙の他の類や甲種を目指すなら、初めから甲種のテキストでいいと思います。

続いて問題集です。

本番形式!乙種第4類危険物取扱者 模擬テスト」を使用しました。

本番の出題形式に準拠した予想問題が8回分も収録されています。

この本に出てくる問題と答えを合わせて理解していけば、十分合格を目指すことができるはずです。

 

購入したのは上記2冊のみ。後は図書館でマンガのテキストを借りて読みました。

初めのとっかかりにはマンガもいいと思う派です。

ただしマンガだけで勉強するのはあまりおすすめしません。少なくとも問題集はやるべき。

試験当日の流れ

必要な持ち物:受験票と筆記用具

まずは忘れ物がないかを十分に確認してから家を出発します。

  1. 受験票+証明写真
  2. 鉛筆と消しゴム
  3. テキスト類

絶対に忘れてはいけないのは受験票。遅くとも前日には準備しておきたいものです。

電子申請だと、メールで送られてくる受験票を印刷して顔写真を貼り付けて持参します。

危険物乙4 受験票

また、試験会場では意外と待ち時間が長いので、復習用にテキストを持っておくと良いと思います。

会場まで移動:混雑注意!

資格試験は高校や大学で実施されるため、会場までの移動が不便・・・

特に危険物取扱者試験は受験者が多く、また同じ時間に甲乙丙すべての試験が行われることもあり、移動のバスなどが大変混雑します。

1本見送るくらいの余裕をもって移動時間を考えておくと無難です。

試験までにやるべきこと

無事会場に到着したら、やっておくことがあります。

  1. 引越しをしていた場合、住所変更手続き
  2. 試験室の確認
  3. 試験前にお手洗い

試験会場に設置された本部にて、色々な事務手続きができます。

私は、受験申込のあと引越しをしていたので、住所変更をしました。

(受験票を忘れた人の対応もしていたような気が・・・忘れないのが一番ですけど)

また、受験番号によって試験室が違うので、自分がどの部屋で試験を受けるかも確認しておいた方がいいです。

あとは試験開始後は退室すると戻ることができないので、事前に用を足しておきましょう。

いざ受験:落ち着いて見直す

試験はマークシート式で、乙種の問題数は35問で試験時間は2時間(免除なしの場合)です。

時間が足りなくて終わらないということはまずないと思います。

開始30分程度から途中退室することができますが、始めは混雑するのですぐに出なくてもいいと思います。

落ち着いて問題を見直して、イージーミスをしていないか、マーク位置はズレていないかをゆっくりと確認しておきましょう。

帰宅:混雑注意!

帰りも混雑します。途中退席をうまく活用し、人が減ってきたころを見計らうとスムーズに帰れるかもしれません。

問題用紙を持ち帰ることはできないので、自己採点をするなら記憶を頼りに。

合格発表

試験結果は後日(東京ならその場のところもあるみたいですが)確認することができます。

Webで確認

試験日から約3週間後に、ホームページ上で合否を確認することができます。

正午に結果が見られるようになるのですが、直後は繋がりにくくなります。

私も早く結果を知りたかったので、昼休みに確認しました。十二時半くらいにはアクセスも回復していました。

この時点では合否のみで、得点を知ることはできません。

合格通知書

合否確認から数日以内に、ハガキで結果通知が届きました。

危険物乙4 結果通知

中を開くと・・・

危険物乙4 点数

合否と自分の得点が記載されています。

法令は1問だけ難しい問題があり、二択を絞り込めず・・・。残念ながら間違えてしまいました。

第2種販売取扱所の設備に関する数値の問題でした。いや~、そこまでは覚えてない(笑)

ま、合格したのでヨシ!

免状の交付申請

無事合格したら、免状の申請をします。

手続きの期限

結果通知書には「免状交付申請締切日」が記載されていますが、過ぎたからと言って合格が取り消しになるようなことはありません

後日申請すれば、問題なく交付されます。

ただし気を付けたいのは

  • 交付が遅くなるので、仕事で必要なら早めに申請
  • 6か月以上経過すると、新しい証明写真が必要

という点。免状が不要なら放置してもいいですが、申請するならお早めに。

必要なもの:交付申請書・収入証紙・返信用封筒と切手

危険物乙4 交付申請に必要なもの

  1. 交付申請書(試験結果のハガキ)
  2. 2900円分の収入証紙
  3. 返信用の定型封筒と404円分の切手
  4. (持っている場合)既得免状

が必要です。

この中でややこしいのは、収入証紙。初めて聞きました。

似た言葉で収入印紙というものがありますが、こちらは国に支払いをするときに使うもの。対して収入証紙は、都道府県や市町村に支払いをするときに使うもの。だそうです。

 

「〇〇県 収入証紙」などと検索すれば売り場一覧がでてくるので、記載されている銀行の支店窓口に行けば大体手に入るはずです。

私ははじめ家から近いJAに行ってみたのですが、「ありません」と言われてしまいました(笑)

「受験期など、必要なときにしか置いてないんです・・・」とのこと。そ、そうなんだ・・・知らないよ・・・。

危険物乙4 収入証紙

こんな感じの、切手の親玉みたいなやつでした。

 

ともかくすべて揃えて交付申請をしたら、後は待つのみ。

危険物乙4 免状

乙4類の欄が埋まった免状が届きました。

これは、他の欄も埋めていきたくなりますな。またそのうち受験しようかな。

まとめ

危険物乙種第4類の資格を取得しました。

難易度もそこそこで、初めて資格に挑戦するなら狙い目だということが実感できました。

乙の他の類も取得して、いつかは甲種にも挑戦したいです。

また、危険物の勉強用サイトも作ってみたいと思っています。気が向けば。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ここまで読み通すほど危険物乙4に真剣な方であれば、必ず合格することができるはずです!

危険物乙4 アイキャッチ
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