こんにちは。新米夫婦のふたりごとのにんじんです。
サイコロ切符で尾道旅行が決まり、千光寺以外に行ってみたい場所を探していたところ・・・
見つけたのが『活版カムパネルラ』さん。
ルネサンスの三大発明のひとつにも数えられる活版印刷。そんな活版印刷の体験ができるとは面白そうだ!
活版カムパネルラ(広島県尾道市)
JR尾道駅から線路沿いを東に向かって10分ほど歩くと『活版カムパネルラ』さんがあります。
線路下をくぐり抜けた先すぐです。
おしゃれで可愛らしい雑貨屋さんの佇まい。
予約とコース内容
活版体験は公式サイトから事前に予約することが可能です。
コースによっては時間がかかるので、予約して旅行プランに組み込んでおくのがオススメ。
2022年11月記事執筆現在、AコースとBコースの2種類から選ぶことができます。
Aコース
- 基本料金:550円
- 所要時間:15分
あらかじめ用意されている7種類のデザインから絵柄を一つ選び、紙やノートに印刷します。
インクは日替わりで色が決められています。
Bコース
- 基本料金:2200円
- 所要時間:1時間30分
15種類のデザインから絵柄を選び、さらに文字を入れることもできます。
絵柄と文字を組み合わせ、インクの色を選んで印刷します。
各コースとも、印刷する紙を選びます。
- カード:275円/5枚
- ミニノート:220円/冊
- A5ノート:495円/冊
基本料金+紙料金の合計が体験にかかる料金になります。
ちなみに、二人で別々のコースを予約することも可能でした。
Bコースの予約画面で、二人のうち一人はAコースで、とコメント記入するだけです。
コースごとの違いも楽しめるかなと思い、私たちは別々のコースを予約しました。
活版印刷体験の様子・感想
店内に入るとすぐレジ・窓口になっていました。
活版体験を予約した旨を伝えると、中の方に案内してもらえました。荷物を置くスペースもご用意いただけたので、尾道観光で荷物が増えていても大丈夫。
しばらく中でまったり店内を眺めていると、体験開始の案内が。
私たちは、体験するコースが違ったので初めから別行動でした。
それぞれのコースについて流れを紹介!
Aコース準備編
まずは絵柄を選びます。
尾道モチーフでどれも可愛いので迷いましたが、ここに来る前に乗った千光寺ロープウェイが印象に残っていたので、「ロープウェイ」を選択!
次に印刷する紙を選びます。
お手軽なAコースなので、小さくて枚数の多いカードを選びました。
インクの色は日替わりで、私たちのときはゴールドでした。人気色のひとつとのことです。
カードを選んだので、次は紙質と色を選ぶために別の場所へ。
・・・いや、めっちゃ種類ありますやん。
この中から5枚て、どう選んだものだろうか。
紙の種類と特徴、色の表も参考に眺めながら、実物の手触りと色合いをみて探しました。
サンプルが用意されていたので、インクの色と紙色の相性もわかりやすいです。
しばらく悩み、どうにか5枚を選んで終了。
あとはスタッフさんが活版印刷機の準備をしてくれるので待機。
その間Bコースに合流しました。
Bコース準備編
Bコースもまずは絵柄選びから。
これは事前に決めていました。このブログの柱でもある「ラーメン」を選択!
絵柄選びを終え、Aコースとお別れしたあと、棚へ案内され活字拾いへ。
かな文字はいろは順で、漢字は一文字ずつ。字体やフォントも複数。探すのムズカシイ・・・
探している漢字が見つからない場合、スタッフのお姉さんにヘルプを求めたら場所を教えてもらうこともできました。
「大体この辺にありますよ~」とヒントにとどめてもらうこともでき、遊び心あり。
拾った活字が落ちたり倒れたりしないよう、入れ物を傾けたままキープしなくてはいけないのも地味に大変でした。(下の写真を参照)
文章は14文字×3列までの制限あり。
つくりたい文字をあらかじめ決めていたのですが・・・
Bコースで使用できる棚はごく一部に限られていて、欲しい漢字が無いという事態に。
「米」がなかったのでひらがなで代用することにしました。
活字探し中にAコースの紙選びが終了。Aコースの印刷作業を進めずに、Bコースと合流させていただけました。
ふたりで協力して活字探しをクリア!!
続いて組み版へ。
活字と絵柄を印刷する形に配置する作業です。
まずはメインとなる絵柄の高さ位置を決めます。完成形をイメージしながら・・・
続いて活字を並べていきます。
まずは右詰で文字を並べ、倒さないように空白の活字を詰めて位置を調整していきます。スペーサーのサイズも種類豊富。。
これまた細かい作業。活字を倒してしまうと、救出困難。。。細いピンセットで頑張るしかありません。
組み版を終えたら、インクと紙を選びます。
紙の種類はAコースと同じ。濃い茶色のA5ノートを選択しました。
Bコースではインクの色も選べるので、サンプルを眺めながら紙と相性のいい色を探します。
左が黒、右がゴールドのインク。見え方が結構違うので、色選びは重要。
くっきりと印刷したかったので、黒インクを選びました。
これにて準備が完了!
あとは、スタッフさんが活版印刷の準備を整えてくれている間、店内を眺めて待ちました。
印刷準備中の過ごし方
印刷準備の間、お土産を探したり販売している活字を眺めたりして過ごしました。
かわいいイラストのカードなど。中でも気に入ったものをひとつ購入しました。
活字も販売していたので、気に入ったものがあれば購入することができます。
残念ながら名前の組み合わせは見つからず。難しい、お堅い漢字が多いです。
活字をカットする機械。
部首だけの活字を用意して、組み合わせて漢字をつくることもあるそうです。
おしゃれで落ち着く空間。
あっという間に時間が経ってしまいました。
活版印刷編
印刷機にインクと組み版がセットされ、印刷の準備が整いました。
印刷機は2台あり、奥がAコース用のゴールドで手前がBコース用。上部の円盤にインクが付けられています。
活版印刷の手順を説明いただき、試し印刷をしてから本番へ。
- 左手のレバーを下げ、ロールにインクを付着させる
- レバーを上げていき、組版にもインクを付着させる
- 印刷する紙をセットする
- レバーをぐっと押し下げて印刷する
まずはAコースから。
レバーを下げると、インク付き円盤の位置までロールが持ち上がります。
何度か上下させると円盤が回転していき、インクが均一に付着するようになっていました。
紙をセットし、レバーをぐっと押し下げます。
ここでしっかり力を入れることで、活版の特徴でもある文字の凹凸を紙に転写することができます。
カードは5枚なので、だんだん作業に慣れてスムーズに印刷できるようになりました。
続いてBコースへ。
ノートは厚みがあるので、かなり力を入れて印刷しなければいけませんでした。
できあがった印刷物には感動。凹凸がしっかり出ていて、これが活版か!
印刷作業を撮影するおすすめ角度なども教えていただけたので、いい写真&動画を撮影することができました。
印刷を終えたら、色移りしないように包んでいただき、最後にお支払いをして体験終了です。
約2時間、あっという間でした。
尾道にいったら、ぜひ体験すべき!
人生初活版、とてもいい思い出になりました。
成果物の紹介
Aコースのカード5枚とBコースのノート1冊。
「SINCE2019 新まい夫婦のふたりごと ramenhuhu.com」と、本ブログの記念ノートを作成。
茶色地に黒、目立たないかと思いきや、渋めで良い感じでした。
こちらは旅行先でのスタンプ帳として活用していきたいと思います。
こちらはカード。拡大してみると、文字の凹凸が若干見えるでしょうか?
さわってみるとしっかりボコボコしています。
雑貨屋さんとして寄るのも◎
雑貨屋さんも兼ねているので、尾道旅行のお土産探しに立ち寄るのも良い感じです。
が、折角なら活版印刷体験をしてみることをお勧めします。
アクセス
住所 | 〒722-0033 広島県尾道市東土堂町11−2 |
電話番号 | 0848-51-4020 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
ホームページ | 【活版カムパネルラ】尾道で活版印刷体験ができる雑貨屋 |
アクセス | 尾道駅より徒歩10分 南口を出て国道2号線沿いに東進し、土堂2丁目交差点にて線路をくぐった先駐車場なし |
まとめ
尾道旅行の締めに「活版カムパネルラ」さんで初めての活版印刷体験をしてきました。
お手軽なAコースと文字やインクなど選択肢の広いBコースの両方を体験してきましたが、それぞれの良さがありました。
しっかり時間がとれるのなら、腰を据えてBコースに挑戦してみてほしいです。
きっといい思い出になりますよ。
ほかにも尾道観光で訪れた場所・食べたものを紹介しています。合わせて読んでみてください。
〇千光寺へ参拝。鎖修行で絶景を満喫
こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。 広島県尾道市にある「千光寺」に参拝してきました! この記事では、千光寺を参拝した様子・いただいた御朱印について紹介します! 尾道 大宝山 千光寺 歴史 開基は平安時代の始め[…]
〇尾道スイーツ 夕やけカフェのドーナツ&からさわのアイスモナカ
こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。 尾道へやってきたので、街歩きのおともにスイーツを購入することにしました。 海岸沿いを歩いているときに気になるお店を発見。 夕やけカフェ ドーナツ […]