こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。
和歌山県にある『高野山大師教会』で授戒体験をしました。
大講堂の様子や授戒の感想、高野山大師教会でいただいた御朱印を紹介します。
高野山大師教会
高野山真言宗の布教、御詠歌、宗教舞踊等の総本部で、各種研修会や講習会が開催されています。
大講堂は大正14年(1925年)、高野山開創1100年記念として建立され、本尊には弘法大師、脇仏に愛染明王と不動明王が奉安されています。
また、大講堂の奥には授戒堂があり、菩薩十善戒(日常の生活の中で実践する仏教的規範)を阿闍梨さまよりお授けいただけます。
道中、7月終わりなのに真っ赤に燃えるような木がありました。すごく綺麗だった~。
それにしても高野山って本当に広い!連日の御朱印巡りでちょっと疲労の影が・・・。
初めての授戒体験。どんな感じだろう・・・?緊張!!
授戒体験【受付・実施時間・所要時間】
ごっつい建物の中に入り靴の履き替えを済ませると右手に窓口がありました。
共通内拝券を渡し、実施時間まで待合室で待つことになりました。
ちなみに実施時間は、9:00、10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00。計7回。
実施時間の10分前には受付を済ませている必要がありました。
受付で茶色の粉末?を手に付けてもらいました。初めてすぎてパニック。
変な香りはしない・・・。でもちょっとスパイシー?な感じもするような。。
調べたところ粉末状にしたお香で、『塗香(ずこう)』と呼ばれる穢れを祓うための儀式でした!
よく分かっていないながらも儀式の流れに乗っていたみたい。
所用時間は約30分。
「儀式が始まったらお堂内から途中退場できない」ということでトイレが心配。。
待合室で待っている間に行こうとしたら手にはお香。どうすればよかったのだろう。
そんなこんなで所定時間になり、大講堂・授戒堂へ案内されました。
授戒とは?
そもそも今回体験する授戒について↓
仏さまの示された戒めの教え(戒)を阿闍梨さまから直接授かり法話を頂く儀式です。
年間を通じていつでも参加できる最も高野山らしい体験(修行)の一つです。
ここで授かる十箇条の戒めを「菩薩十善戒」と呼びます。
かの慈雲尊者(じうんそんじゃ)も仏教修行の一番平易で身近な実践として、たくさんの民衆へこの戒めを護持するようにすすめられました
その戒は、いずれも現代の人々にこそ思い出してもらいたい規範であり、このような戒めをすべての人々が心がければ、素晴らしい社会の実現に大きく近づきます。
そういった「仏の心の在り方」を説くのが「戒」の教えです。
授戒体験をした感想
大講堂を通って奥の授戒堂へ入っていきました。座る席は自由。
部屋は真っ暗、中央だけ明かりがぼんやりとしているだけなのでちょっと心細い。
奥から装束を着た方が出てきて法話をしていただきました。
正直な感想、私にはまだ早かったかもしれない。
おばあちゃん家の法事でずっとふらふらになりながらお話を聞いている感覚に。
金色に輝く仏具とぼわっと明るい光の印象しかない。。
途中、続けて言葉を発する場面もありましたが、ぼーとなった頭では難しかった。。
根本理解。繰り返しみたいなのが必要なのかなと思いました。
「ただ聞いてありがたかった。」と思うのでなく「生かす」ことが大事!がんばろ。
菩薩十善戒
- 不殺生・・・「生きとし生けるものを殺さない」
- 不偸盗・・・「盗んではいけない」
- 不邪淫・・・「倫理を失った関係を持ってはいけない」
- 不妄語・・・「嘘をついてはいけない」
- 不綺語・・・「お世辞など、無益なことを言わない」
- 不悪口・・・「悪罵しない」
- 不両舌・・・「二枚舌を使わない」
- 不慳貪・・・「むさぼらない」
- 不瞋恚・・・「怒らない」
- 不邪見・・・「間違ったものの見方をしない」
(引用元:高野山で体験|高野山真言宗 総本山 金剛峯寺)
上手くいっていない時って大体、何か乱れているから引用元見て振り返ろうと思いました。
↓いただいた菩薩戒牒(ぼさつ・かいちょう)体験した証書みたいなものでしょうか。大事にします。
終わったらその場で解散となります。さっき通ってきた大講堂を見て行ってもいいよという時間になります。
大講堂
大講堂には弘法大師、脇仏に愛染明王と不動明王が奉安されていました。ご挨拶。。
弘法大師の誕生から生涯が描かれた「弘法大師行状図絵」が26枚が飾ってありました。
幼い頃から人として出来過ぎてびっくり。おもしろい話ではないけれど、凄すぎて思わず笑みがでてしまうというか・・・
ぱぱっと帰らず読むのおすすめです。
(梁?部分にあるので結構高め。首には気を付けて。)
高野山のホームページにもあったので、事前に知ってから行きたいよ!という方は下のリンクから
大講堂で写真撮影可能か覚えていないけれど、1枚も残っていないということは不可だったかな?
記憶の中では広くてとっても装飾が華やか・綺麗な場所だったなーという感じです。来てよかった。
高野山大師教会でいただいた御朱印を紹介
高野山大師教会の窓口(入場窓口・売店と一緒)で御朱印をいただきました。
初穂料300円でした。
中央の文字は遍照尊かな?
調べたところ弘法大師の称呼が「南無大師遍照金剛」でした。←関係している?
梵字の朱印は「ユ」弥勒菩薩(みろくぼさつ)を表しています。
アクセス
住所 | 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山347 |
電話番号 | 0736-2015 |
開館時間 | 8:30~16:50 |
授戒(料金、時間) | 入壇料お一人(大人・小人関係なく)1,000円。
9:00、10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00 |
まとめ
共通内拝券に含まれている高野山大師教会へ!初の授戒体験をしてきました!
やっている時間帯・定員が決まっているので、開始10分前に受付を済ませておく必要があります。
神秘的な空気感を味わえただけでもすごく良かった!
菩薩十善戒について知ることができたので、日々の生活に生かしていこうと思います。
大講堂の「弘法大師行状図絵」も見ることができて貴重な体験でした。。
高野山を共通内拝券を使って回った様子をまとめました!↓
【共通券の内容(金額・拝観所・ルート)と見どころ、いただいた御朱印】
参考になれば幸いです!
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