こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。
高野山で最後に訪れたのは壇上伽藍(金堂、根本大塔)!!
共に受付が16:30だったので、かなり駆け足となりましたが参拝してきました。
この記事では、参拝してきた様子・いただいた御朱印を紹介します。
壇上伽藍
お大師さまが高野山をご開創された折、真っ先に整備へ着手した場所です。
お大師さまが実際に土を踏みしめ、密教思想に基づく塔・堂の建立に心血を注がれました。
その壇上伽藍は、〈胎蔵曼荼羅〉の世界を表しているといわれています。
高野山全体を金剛峯寺という寺院と見たとき、その境内地の核にあたる場所で、
古来より大師入定の地である奥之院と並んで信仰の中心として大切にされてきました。
中門
中門前の駐車場(18台駐車可・トイレあり)に車を停めました。
16時くらいだったので空きがありましたが、台数少な目なので日中停めるのは難しそう。
中門とは?
高野山の総門である大門に対して、壇上伽藍の門は中門と呼ばれている。
創建は高野山開創期にさかのぼる。
当初は結界の意味が強い鳥居状のものであったが、焼失と再建を繰り返しながら五間二階の楼門となった。(中略)
高野山開創1200年記念大法会の特別事業として172年ぶりに再建された。
なお正面に配置されている持国・多聞の二天像は文政3年(1820)再建時のものである。
引用元:中門|境内説明看板
金堂に向かう前にある中門。四方をそれぞれ守護している四天王の迫力がすごい!
四天王像
正面から見て右が多聞天(毘沙門天)
※独尊で祀られる場合には「毘沙門天」と呼ばれ、四天王として祀られる場合には「多聞天」と呼ばれています。
右手に宝棒、左手に宝塔を持っています。ご利益は金運・勝負運向上。
正面から見て左が持国天。刀を持っています。ご利益は開運厄除。
中門をくぐると同じく四天王の内、二像が守護していました。
最初に見た多聞天の裏側にいるのは広目天。巻物と筆を持っていました。
国家守護のご利益があります。
広目天の胸の部分にセミがひっついています。なぜに昆虫が???と思いましたが
「セミがミンミン鳴くように広目天が遠くまで存在感を示し、魔を寄せ付けないように」という意味合いがあるそうです。(高野山のYouTubeにて)
持国天の裏にいるのは増長天。五穀豊穣のご利益があります。
一番迫力があって好きだなと思って撮影しました。
またしても昆虫。次はトンボ!?
「トンボは真っ直ぐにしか飛べない、そして空高く飛ぶのも特徴です。
目の前に魔が迫っても、一歩も引かず立ち向かうという意味と仏法がいつまでも高く隆昌するようにいう願いも込められている。」そうです。
ほんと珍しい。。素敵な意味も込められていると知って見るとまた違って見えるかも。
中門をくぐるとすぐに金堂が見えました。
壇上伽藍 金堂
金堂とは?
壇上伽藍の中心にある高野山の総本堂。
弘法大師が弘仁10年にお建てになったもので初め講堂といっていたが後に御願堂と改められ、
更に寛永の類焼にかかったとき、二層の銅瓦葺に再建されたので金堂の名を得たのである。
その後にもしばしば開催にかかり、現存の建物は去る昭和7年9月に再建されたもので、桁行約33m、梁行25m余、棟の高さ約23mという高層建築である。
御本尊は薬師如来で高村光雲作、又壁画は木村武山筆
引用元:金堂|入場チケット
拝観料は500円。お賽銭箱に収める形をとっていました。
私達は諸堂共通内拝券を購入していたので、券を切り取って隣の箱に収めました。
薄青色の半券?をいただきました。記念に。
ちなみに根本大塔の半券はこんな感じ。
堂内は撮影禁止、脱帽。
高野山のYouTubeチャンネルに少し内部の様子が載っていたので貼っておきます。
阿閦如来(薬師如来)
本尊の阿閦如来様にご挨拶。読み方はあしゅくにょらい
密教における大日如来の五つの智慧を表す五智如来の一尊。ご利益は病気治癒、無病息災。
金堂で行われる行事「胎蔵界結縁潅頂」
金堂で執り行われる行事気になったので調べました。
- 5月3日~5日「胎蔵界結縁潅頂」※令和5年は1日~5日
- 10月1日~3日「金剛界結縁潅頂」
この儀式は仏様の世界を表す曼荼羅(まんだら)に向かって華を投ずることにより、
仏様(密教の尊い教え)と縁を結ばせて(これが《結縁》の意味)いただき、
阿闍梨様から大日如来の智慧の水を頭の頂より注いで(これが《潅頂》のこと)いただくことによって
皆さんの心の中に本来そなわっていらっしゃる仏の心と智慧を導き開く儀式です。
高野山では先の「大曼荼羅供」とともに厳格な儀式の一つです。
この尊い機縁に触れていただきまして、心豊かな生活を送られますことをお祈りいたします。
メモ:2月からチケットぴあ事前申し込み、1人5000円(当日7000円)チケット提示で諸堂共通内拝券無料に
車手放しちゃったからツアーとかあったら行ってみたいなー。
次はお隣の根本大塔へ
根本大塔
根本大塔とは?
真言密教の根本道場である伽藍の中心にある建物である。
胎蔵界の大日如来を中心に阿閦、宝生、無量寿(阿弥陀)、不空成就の金剛界四仏を安置する。
弘法大師が弘仁10年(819)建立に着手、2世真然大徳の代にようやく落慶するも、以後5階の焼失と再建を繰り返し現在の建物は昭和12年に完成。
高さ49m、約24m四方の一層塔で内陣正面欄間には「弘法」の勅額が奉掲されており、16本の柱絵や壁面は堂本印象画伯の筆である。
引用元:根本大塔|入場チケット
根本大塔は多宝塔形式の建物としては最大級といわれるだけあってかなり大きいです。スケール感バグる。
内部の様子は高野山YouTubeから
解説ありがたい。。「」・・・以下YouTube内容引用
大日如来
「大日如来様は真言密教の中心仏。この世の全ての存在、宇宙そのものを表す。」
水の一滴までもがすべて大日如来。。
分かったような分からないような。。なんかすごい!(←)
金剛界四仏
大日如来様の周りには金剛界四仏が祀られています。
大日如来様の働きを具体的に示しているそうです。
- 【右手前】阿閦如来(あしゅくにょらい)・・・「煩悩が迫っても決して心を動かさないという性質を表す仏」
- 【左手前】宝生如来・・・「心の中に本来備わっている宝・仏の心を呼び覚ましてくれる仏」
- 【左奥】観自在王如来(阿弥陀如来)・・・「全てを正しく見通す眼で迷える存在をあまねく見つけて救い出す仏」
- 【右奥】不空成就如来(釈迦如来=お釈迦様)・・・「仏の悟りを得て、その教えを体得する喜びを表す仏」
柱には十六大菩薩(=限りなく仏に近い修行者)・壁には密教を伝えた八祖像が描かれていました。
堂内そのものが立体の曼荼羅(まんだら)として構成されている=根本大塔の中に入れば仏様の世界に入れるということ!!
すごすぎて言葉出てこないや。。
金堂・根本大塔でいただいた御朱印を紹介します
大塔の鐘の横に御供所(授与所)がありました。
大伽藍 金堂の御朱印
大伽藍金堂・・・梵字「バイ」(薬師如来を示す)
朱印だけでなく文字として梵字を書いていただいたのは高野山が初かも!
初穂料300円
大伽藍 根本大塔の御朱印
大伽藍根本大塔・・・梵字「ア」(大日如来を示す)
初穂料300円
ご縁をいただきありがとうございました!
授与所でいただいたスタンプを紹介します
高野七口押印帳のスタンプを捺せました。
大伽藍という文字とともに金堂と根本大塔が描かれていました!
19カ所すべて捺すと記念品が貰えるそうです。(興味のある方は、熊野古道 押印帳で検索)
弘法大師様と根本大塔の絵柄もあり。他のイベントスタンプかは分からなかった。
良い記念になった(*´▽`*)
アクセス
住所 | 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山152 |
電話番号 | 0736-563215 |
時間(受付最終) | 8:30~17:00(16:30) |
拝観料 | 金堂・根本大塔それぞれ 大人(中学生以上)500円、小学生以下無料 |
ホームページ | 高野山真言宗 総本山金剛峯寺 |
アクセス | 最寄り駐車場:中門前駐車場(普通車18台分・トイレあり) |
まとめ
高野山で最後に壇上伽藍 金堂・根本大塔に参拝してきました!
中門の四天王像は焼失から逃れた2体、トンボ・セミが胸にあしらわれている2体は必見!
広々とした空間の中にドドン!と佇む金堂、根本大塔。
金堂には薬師如来様、根本大塔には大日如来様がそれぞれ祀られていました。
華やかだった・・・立体の曼荼羅すごかった・・・。また今度は行事があるときに行きたいと思いました!
【滞在時間30分】(かなり急ぎ足になってしまった・・・。しっかり見ようと思ったら半日はかかると思う)
高野山を共通内拝券を使って回った様子をまとめました!↓
【共通券の内容(金額・拝観所・ルート)と見どころ、いただいた御朱印】
参考になれば幸いです!
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