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【坑道探検】生野銀山(兵庫県朝来市)に行ってきました!日本遺産に認定された史跡をめぐる

こんにちは!姫路市在住の新米夫婦なつです(@ponN0216

「天空の城」竹田城跡に登城後、生野銀山に行ってきました!

生野銀山では実際に銀山の坑道に入れたり、露天堀跡を見ることができます。

生野銀山の実際の様子や見てきた感想など書いていきます!

 

  • 坑道外コースの見どころや楽しみ方
  • 坑道内コース[観光坑道]の見どころや楽しみ方
  • 生野銀山の入場料、営業時間、アクセス

生野銀山の歴史

生野銀山は807年に発見されたと伝えられ、1542年には山名祐豊(すけとよ)時代に銀鉱脈の本格的庵採掘が始まる。

織田・豊臣の各時代を経て、江戸時代に幕府が「銀山奉行(のちに生野代官)」を設置。

佐渡金山、石見銀山と並び天領として徳川幕府の財政を支える。

明治元年、政府直轄鉱山となった生野銀山に「お雇い外国人第1号」のフランス人技師ジャン・フランソワ・コアニエが着任。近代化が進む。

国内有数の大鉱山として稼働してきたが、昭和48年に閉山。

その間に掘り進んだ坑道の総延長は350km以上、深さは880m。採掘した鉱石の種類は70種にも及んでいる。

(参考:生野銀山 パンフレット)

生野銀山の入場料・営業時間

入場券売場で入場券を購入します。

大人:900円

中高生:600円

小学生:400円

小学生未満:無料

生野鉱物館(生野銀山文化ミュージアム)の入場は別途100円

生野銀山の営業時間

時期 営業時間
4月~10月 9:00~17:30
11月 9:00~17:00
12月~2月 9:30~16:30
3月 9:30~17:00

営業時間は月によって異なります。観光坑道の見学の場合、閉館の40分前には入場の必要があります。

定休日は、12月~2月の3週間のみ毎週火曜日となっています。

坑道口に向かうまでの見どころ

入場の際は代官所門をくぐります。すごい素敵なので記念に撮影するのをオススメします!

生野銀山 代官所門

坑道口に向かうまでにも見どころがあるので紹介していきます。

山神宮分社と生野銀山見石

山神宮分社と生野銀山見石

奥の祠は、鉱業守護の紙として尊崇する金山彦命を祀った山神宮の分社で、太盛山金香瀬山の金銅鉱を見石(みいし)としてお供えしている。

引用元:生野銀山敷地内 山神宮分社についての看板

にんじん
手彫りで掘られていると書かれていましたが、暗くてよく見えなかったです。

ヒカゲツツジの群生

生野銀山には、ヒカゲツツジの群生があります。

全国的に珍しい群生で朝来市指定文化財になっています。

4月上旬から中旬にかけて花を咲かせるそうです。

トロッコに乗っている写真が撮れる

生野銀山トロッコ

生野銀山観音岩

生野銀山観音岩
生野銀山観音岩

自然にできた観音様の横顔を見ることができます。

鯉の餌販売機の前から上を見上げるとよくわかります。

ジャン・フランソワ・コアニエ像

ジャン・フランソワ・コアニエ像

「お雇い外国人第1号」のフランス人技師ジャン・フランソワ・コアニエの石像があります。

 

よめ

入る前から盛りだくさん!

生野銀山は坑道内(観光坑道)と坑道外の2コースがあります。

生野銀山の坑道外コースから紹介していきます。

坑道外コース(所要時間約30分/約600m)

生野銀山 坑道外コース

私たちは金香瀬(かながせ)旧露頭群跡がメインの坑道外から見て行きました。

生野銀山の坑道外コースは、金香瀬坑口(日本遺産構成文化財)横の階段をのぼり山のほうに向かっていきます。

滝不動

生野銀山 滝不動
生野代官金香瀬番所

この滝不動尊は、生野銀山開山の織田、豊臣時代から山神社と共に、坑内安全と鉱業の繁栄を祈願して祈られてきた。

引用元:滝不動 看板

滝不動の近くにある生野代官金香瀬番所と書かれた門があります。個人的にすごい好き。

山の中をすすんでいくと大きな岩がごろごろ並んでいます。スケール感がすごかったです。

生野銀山

露天堀跡(慶寿ひ)

露天堀跡(慶寿ひ)

慶寿ひは、生野銀山最大の鉱脈である千珠ひの一部で非常に品質の高い銀(自然銀)を算出しました。

(中略)

背戸時代の末期までの300年間休むことなく採掘され、地下200メートルの深部まで達しています。

引用元:露天堀跡(慶寿ひ)看板[生野町教育委員会発行]

金香瀬旧露頭群跡(慶寿の堀切り)

金香瀬旧露頭群跡(慶寿の堀切り)
金香瀬旧露頭群跡(慶寿の堀切り)

朝来市指定文化財となっています。

地中から噴出した鉱脈が地表に現れたものを露頭というがこれ露天掘りで鉱石を掘り取った徳川時代の露頭採掘跡

引用元:慶寿の堀切り 看板

看板がある奥の方を見てみると穴がボコボコあいているのが分かります。

 

慶寿の堀切りと看板があったスポットから少し歩きました。

 

パンフレットに写真があった金香瀬旧露頭群跡がありました。

金香瀬旧露頭群跡(慶寿の堀切り)

看板を見ると慶寿の堀切りと書かれていました。さっきも同じ看板があったので混乱。

群となっているのでここら辺一帯を金香瀬旧露頭群跡と言うのかな!

大丸抗の採掘跡

大丸抗の採掘跡

徳川時代の旧抗。金香瀬観光坑道まで続いている

よめ
大丸抗の採掘跡だけでなく他にも採掘跡が多くあります。

金盛鉱脈 露天掘りの跡

金盛鉱脈 露天掘りの跡

露天掘りとは、山の頂上付近から鉱脈にそって下に向かって掘ることです。

金盛鉱脈 露天掘りの跡は、旧抗露頭群の終点近くにあります。

黒ずんで見えるのは亜鉛の鉱石だそうです。

亜鉛の鉱石なのか苔なのか素人目だとよくわからなかったです。

生野銀山 坑道外コースをまわった感想

  • スケールが全部大きくて圧巻!
  • 採掘跡、雰囲気がある
  • 自然を感じられるハイキングができるのが良い
  • 石がごろごろしているので運動靴推奨
  • 虫よけスプレー必須

次に生野銀山 坑道内(観光坑道)コースについて書いていきます!

坑道内コース(所要時間約40分/約1000m)

坑道内コースでは、金香瀬(かながせ)本坑、慶寿ひ坑道、大丸ひ坑道、滝間歩坑道を巡ります。

江戸時代から現代まで坑道がどう掘られていったか知ることができます。

1000mと長いですが魅力的な史跡でした。

金香瀬坑口

金香瀬坑口

金香瀬坑口は日本遺産構成文化財に認定されています。

中からの冷気をすごく感じます。

温度計があって温度を見てみると14度でした。上着必須ということでパーカーを羽織りましたがそれでも寒かったです。

 

江戸時代採掘ゾーン

狸掘(たぬきほり)と呼ばれる穴を見ることができます。

狸掘
生野銀山 狸掘

掘大工がノミ1本で掘っているので岩肌を触ってみるとざらざらなのが分かります。

人一人分の穴なので掘り進めていたら気が狂いそうだなと思いました。

下財(坑夫)のマネキン(超スーパー地下アイドル銀山ボーイズ)がたくさんありました。
掘大工、唐箕(とうみ)で風を送る手子、地下水を排水する樋引人足、振矩師など分業して仕事していたことが分かります。
出口付近では女子供も坑道で仕事しており地域プロジェクトだったのかな?と感じました。(映画のフラガールをなぜか思い出した。)

近代の坑内採掘ゾーン

近代の坑内採掘ゾーンはたくさん見どころがあるので個人的に厳選してお伝えします。

 

採掘法を知ることができる

  • サンドスライム充填採掘法
生野銀山 サンドスライム充填採掘法
  • シュリンケージ採掘法(上向採掘法)
シュリンケージ採掘法
シュリンケージ採掘法

 

よめ

特にシュリンケージ発掘跡がすごかった!

底が見えずすごく不安になる場所でした。空気感が違う?

 

運搬

  • 蓄電池機関車(岩石を運ぶ)

蓄電池機関車

  • 人車

生野銀山 人車

 

坑道を支える支保(しほ)

  • (名称不明)

支保

  • 五枚合掌支柱組

五枚合掌支柱組

  • 馬蹄形銅枠二枚合掌

馬蹄形銅枠二枚合掌

  • 片枠支柱

他にもワイン、日本酒の貯蔵庫がありました(売店で販売中)。洞窟内に滝があり音と冷気がすごかったです。

生野銀山 洞窟

巻揚・エレベーターゾーン

生野銀山 巻揚
生野銀山 巻揚

生野銀山 坑道内コースをまわった感想

  • 狸堀がとにかく歴史を感じさせる
  • シュリンケージ発掘跡は深く暗いのでかなり怖い
  • 体験型の坑道爆破体験装置(休止中)や鉱脈を実際に見れるのがおもしろい
  • 超スーパー地下アイドル銀山ボーイズ、顔がちがうので推しメン探しをするのもアリ
  • 上着必須
生野銀山 硫化鉄鉱
生野銀山 亜鉛・鉛鉱脈

資料館

鉱山資料館、吹屋資料館は生野銀山の入場料内で見ることができます。

鉱山資料館の中に坑道内の模型がありました。こんな環境で銀を採掘していたのかと改めてすごいなと思いました。

生野銀山 鉱山資料館

純銀塊と銀鉱石がありました。

銀鉱石1トンあたりから取れる銀の少なさに驚きました。命を懸けて取れる量にしては少ない・・・。

純銀塊と銀鉱石

体験コーナー

生野銀山で体験できるコーナーを紹介します。

  • 天然石のすくいとり(15分500円)※休止中
  • 金銀錫のすくいとり(30分800円)※休止中
  • シルバーアクセサリー作り

銀細工体験工房marie(マリー)

定休日 水曜日(12月〜2月は、火曜、水曜日臨時休業もあり)
完全予約制 月曜〜金曜日(E-mail:silverwork-marie@sasayuri-net.jp)
住所 兵庫県朝来市生野町小野33-5 生野銀山 生野鉱物館1F
電話 090-6986-7376
HP https://9356204332.amebaownd.com/

シルバーアクセサリー作りに関してはHPから最新情報を確認ください。

アクセス・営業情報

住所 〒679-3324 兵庫県朝来市生野町小野33-5(株式会社シルバー生野)
電話番号 079-679-2010
営業時間 4月~10月 9:00~17:30

11月 9:00~17:00

12月~2月 9:30~16:30

3月 9:30~17:00

観光坑道は閉館の40分前には入場

定休日 12月~2月の3週間のみ毎週火曜日
入場料 大人900円、中高生600円、小学生400円、小学生未満無料

生野鉱物館(生野銀山文化ミュージアム)の入場は別途100円で割引なし

公式HP 生野銀山
アクセス 電車:JR生野駅西口乗車→(8分)→生野銀山口下車徒歩10分 時刻表

車:生野北第1ランプ、生野ランプから10分 駐車場無料210台

まとめ

生野銀山(兵庫県朝来市)に行ってきました。

入場料900円で銀鉱山の坑道内、外にある金香瀬旧露頭群跡など見ることができます。

正直・・・最初舐めていました。ですが見どころたくさんでかなり面白かったです!

自然豊かで空気も美味しく坑道内で涼めたので最高でした。

 

生野銀山と合わせて行きたい、おすすめの観光スポットも紹介しています。

天空の城 竹田城跡(車で40分)

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