こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。
宮城県塩竈市にある鹽竈神社と志波彦神社に参拝してきました!
この記事では、鹽竈神社と志波彦神社の境内の見どころ、いただいた御朱印を紹介します。
鹽竈神社
鹽竈神社は、古くより東北鎮護・陸奥国一之宮として崇敬をあつめています。
別宮に鹽竈老翁神、左宮に武甕槌神、右宮に経津主神をお祀りしています。
広く武運長久の神として、また塩業や漁業の守護、家内安全、延命長寿、交通安全、厄除け
とりわけ安産守護の神として信仰されています。(参考元:しおがまさま リーフレット)
鹽竈神社 境内の様子・見どころ
鹽竈神社を参拝した様子を紹介していきます。
表参道一之鳥居
旅行先の一宮には行くようにしていますが、どこも規模感が大きい!
例に漏れず、鹽竈神社の入口からも大きいことが窺えました。
鹽竈神社には参道が3つあり、私達は表参道を登っていきました。
段数が多く、途中から傾斜がきつくなるのもつらかった・・・。
最初に写真を撮っておくのがおすすめします。登り終える頃には笑顔なくなる(笑)
楼門
登り終わった先に待っていたのが楼門。朱色の発色が渋い!!
手水舎
唐門
唐門は楼門より華やかな印象を受けました。
扁額には『一宮鹽竈三社大明神』とある通り、唐門をくぐると正面に右宮・左宮、右に別宮がありました。
右宮・左宮
左宮に武甕槌神、右宮に経津主神をお祀りしています。
タケミカヅチ【左宮】は、雷や剣、武力を象徴する神様であり、産業発展・武芸向上・国家鎮護等のご利益があるとされます。
フツヌシ【右宮】は、タケミカヅチと共に東方の征圧に尽力した武の神様であり、勝運・交通・災難除けなどにご利益があるとされています。
「拝殿と本殿に華やかさのギャップあるなー」と漠然と見ていました。
帰って調べてみると「本殿は素木造檜皮葺の三間社流造り、拝殿は朱漆塗銅板葺き入母屋造」と違う造りになっていたみたい!
拝殿の木鼻?の部分の装飾がどこか琉球チックで素敵でした。
別宮
別宮に鹽竈老翁神が祀られていました。
鹽竈老翁神は、塩の神・安産の神ということで安産祈願のため多くの家族連れで溢れ返っていました。(少子化ってほんと?と思うくらい)
我々には関係ないので軽く参拝、撤退。
文治の燈篭
松尾芭蕉が鹽竈神社に参拝した際に観たとされる燈篭がありました。太陽と月が描かれているのかっこいい。。
銅鉄合製燈籠
授与所前に銅鉄合製燈籠(塩竈市指定文化財)がありました。今まで見てきた燈籠の中でナンバーワンの華やかさ!!細やかな装飾を隈なく楽しみました。
【銅鉄合製燈籠の装飾についての説明】←これから燈籠見る時にも使えそう。
御神木杉
回廊の外に出ると西側に御神木杉(塩竈市天然記念物)が植わっていました。
高さ31m。調べたらマンション7~10階!デカ杉!!←
花粉症も酷いので急いで撤退。御神木杉そばに漁業で使う錨(いかり)がありました。
説明看板もなかったので、どんな歴史があるか不明ですが、海が近い塩竈らしい寄贈物だなと思いました。
「伊達綱村と塩竈」「報恩」の石碑
志波彦神社に参拝しようと思い東神門に向かった際、「伊達綱村と塩竈」「報恩」と刻まれた石碑がありました。
石碑を読んでいたところボランティアの男性に声をかけていただき、伊達綱村公の優れた政治手腕、この石碑が建てられることになった由縁を教えていただきました。
教えていただきありがとうございました。素敵な出会いに感謝。
五重石灯籠
東神門出てすぐのところにあった五重石灯籠。
鹽竈神社では今まで見たことがない物が多くて面白い!すごく新鮮でした。
鹽竈神社でいただいた御朱印
鹽竈神社の御朱印記帳所は、唐門をくぐって左手にありました。
番号札をもらい、書き終わったら番号がアナウンスされるという流れでした。
鹽竈神社と志波彦神社2社分の御朱印をいただくことができました。
初穂料は併せて500円でした。
志波彦神社
志波彦神社は、平安時代の『延喜式神名帳』(政府の神社台帳)に陸奥国百座中の「名神大社」として格別の崇敬を朝廷より受けていました。
御祭神は志波彦神。
農業守護、国土開発、殖産(生産物・財産を増やす)神様として崇拝されています。
志波彦神社 境内の様子・見どころ
志波彦神社に参拝した様子を紹介します。
手水舎
神門
私達が参拝した時、中では大勢の方が御祈禱を受けていました。
その後、神職の方に続いてぞろぞろ移動していた際、浅沓がすごい音を出していたのが印象に残りました。
拝殿
本殿・回廊・幣殿、拝殿いずれも朱黒極彩色漆塗り。
本殿は三間社檜皮葺流造、拝殿は銅板葺入母屋造と鹽竈神社と同じつくりとなっていました。
鳥居
神門を出て左手側に大きな鳥居があったので行ってみました。
鳥居の根巻部分がケーキの周りに飾られている楕円のクッキーに見える!(ビスキュイというみたい)
とても可愛いと思いました。
鹽竈神社博物館そばにあった四季桜と一緒に撮影後、七曲坂を下って参拝終了!
志波彦神社でいただいた御朱印
鹽竈神社の授与所にて御朱印をいただけました。
鹽竈神社の御朱印と合わせて初穂料500円でした。
アクセス
住所 | 〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1−1 |
電話番号 | 022-367-1611 |
開閉門時間 | 5:00~18:00(3月~10月)5:00~17:001(1月~2月) |
ホームページ | 志波彦神社・鹽竈神社 公式サイト |
アクセス | 公共交通機関の場合:JR仙石線 本塩釜駅より表参道(表坂)の石鳥居まで徒歩約15分
自家用車の場合:三陸自動車道利府中ICより車で約10分 無料駐車場300台完備 |
本塩釜駅から鹽竈神社へ向かう
鹽竈神社の最寄り駅はJR本塩釜駅。
仙台駅から東塩釜行の電車に乗り、揺られること29分。
神社参道口から出ると左手に「大燈籠」がありました。
この大燈籠は、大正13年(1924)に鹽竈神社の国弊中社列格50周年を記念して建てられたものだそうです。
駅に神社の燈籠が置かれているの珍しいなと思いました。
駅から鹽竈神社まで徒歩約20分。
トイレを借りられる場所がない!!
駅か道中の朝食を買ったセブンで済ませておけばよかったと後悔しました;;
(鹽竈神社の博物館脇にある野外トイレ、大階段を登った先にしかないので注意です。)
県道3号線沿いを歩いていくと『壱番館』という渋い建物横に鹽竈神社の石柱がありました。
おしゃれな街灯と枝垂れた枝が良い雰囲気。
鹽竈神社への参道は3つ(表参道・七曲坂・東参道)あり、それぞれ分岐点には案内板が建っていました。
①東参道からゆく
最初の分岐は鹽竈神社の東参道(裏坂)。
通っていないので分かりませんが、GoogleMapを見る限りではゆるい階段が続いていました。(500m・徒歩約6分)
鹽竈神社博物館に行きたい方、トイレ急いでいる方、足腰悪い方は東参道登ったほうが良さそうだと思いました。
②七曲坂からゆく
東参道の次にあったのは七曲坂。
行きの時は大階段を登りたくてスルーしましたが、かなりすごい坂だったことを知りました。
七曲坂は、鹽竈神社参道の中でも最も古く、その形成は多賀城に国府が置かれた奈良時代まで遡ると推測されています。
文字通り曲がりくねった未舗装の坂が続き、古色を今にとどめます
<中略>
毎年七月第二日曜日に行われる流鏑馬神事では、射手が塩垢離をする際にこの坂を騎馬で登り下りします。
引用元:境内看板|塩竈市教育委員会
名前通り7回曲がった道になっていました。椿の花が道に落ちていて乙でした。
③表参道からゆく
メインはやっぱり表参道。遠くから見ても段数がやばいことが分かりました。
段数もですが、途中で傾きが急になるのも足腰にくる・・・。色々な神社・お寺に参拝していますが、上位のキツさを誇る階段でした。
トイレを我慢していたのもあって絶望度は高かったです。
以上、鹽竈神社にあった3つの参道でした。自分たちの体調に合わせて登るのをおすすめします。
まとめ
宮城県塩竈市にある志波彦神社と鹽竈神社に参拝してきました!
東北鎮護・陸奥国一之宮である鹽竈神社は、別宮に鹽竈老翁神、左宮に武甕槌神、右宮に経津主神をお祀りしています。
拝殿・本殿のつくりが異なっていることや境内の銅鉄合製燈籠が印象的でした。
志波彦神社は、『延喜式神名帳』に「名神大社」として格別の崇敬を朝廷より受けるくらいすごい神社であることを知りました。
合わせての参拝をおすすめします。
御朱印は鹽竈神社の授与所で2社分合わせて500円でいただけました。