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鹽竈神社の境外末社『御釜神社・牛石藤鞭社』に参拝!いただける御朱印・藻塩を紹介します

こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。

宮城県塩竃市にある鹽竈神社の境外末社『御釜神社・牛石藤鞭社』に参拝しました。

この記事では、御釜神社の境内の様子・いただいた御朱印を紹介します。

御釜神社

御釜神社(宮城県塩竃市)

御釜神社は、奥州一宮である鹽竈神社の第一末社です。

鹽竈神社と同じく鹽土老翁をお祀りしています。

 

毎年7月4日から6日にかけて「藻塩焼神事」が行われます。

藻塩焼神事とは?

藻塩焼神事は、宮城県の無形民俗文化財に指定されている例祭です。

毎年7月4日から6日にかけて行われ、古代の製塩法を今に伝えています。

  • 7月4日・・・花渕沖で海藻のホンダワラを刈り取る。(藻刈神事)
  • 7月5日・・・釜ケ淵で満潮時の海水を汲み、木の樽に入れて担いで運び、御釜に注ぎ入れる。(水替神事)
  • 7月6日・・・竈に鉄釜をのせ、竹棚の上にホンダワラを広げ、海水を注ぎかけ、火打石で点火して釜の海水を煮詰め、荒塩を作ります。

(参考元:御釜神社の史跡と伝説)

御釜神社の境内を紹介します

鹽竈神社に参拝後、本塩釜駅に向かう途中に境外末社である御釜神社があるということで立ち寄りました。

あまりにひっそりとあるので、見逃し注意。

鳥居をくぐると左手に大きな釜、正面に社、右手に社務所がありました。

鳥居

御釜神社(宮城県塩竃市)

大釜?

大きな釜はこんな感じ。

御釜神社(宮城県塩竃市)

ただのモチーフかな?ここで製塩するとしたらあまりに大きすぎる。気が遠くなりそう・・・。

別角度の写真も。

御釜神社(宮城県塩竃市)

松!

日本三奇の一つである『四口の神釜』

入った時には気付かなかったのですが、柵で厳重に閉じられた場所がありました。

看板には『神釜』とあり、参拝を希望する方は社務所にて100円納めると見せていただけるそうです。

御釜神社(宮城県塩竃市)

「お昼ご飯は塩竈すし哲!そのあとすぐに松島まで行かないと!あ~忙しい!!」となっていた私たちはスルー。

 

帰ってブログを書くぞ!となって驚愕。

この中には、日本三奇の一つである『四口の神釜』があったみたい!

 

よめ
なんてことだ~~!!!

 

姫路に住んでいた頃、生石神社の『石の宝殿』を見て「他の2か所にも行ってみたいね!」と話していたのに!

運命的に(たまたま)訪れていたにも関わらず・・・完全に見逃しました。

 

改めて調べたところ「変わったことがあると釜の水の色が変わる」などの言い伝えがあり、実際に東日本大震災の際、釜の水が透明に変化したらしいです。

 

また、「津波が御釜神社を避けるように流れているようにもみえる」なんて話も。

そんなバカなと思い、塩竈市ホームページの津波避難マップ (塩竈市の津波浸水想定区域)を見てみると・・・

御釜神社 津波の被害を回避

確かにそう見えなくもない。

本当に不思議だ。次こそは絶対に見たい!!

伊達政宗公騎馬像帰還前だったので、また合わせて見に来てね。ということなのかもしれない。

 

境内にあった『御釜神社の史跡と伝説』という説明看板が興味深かったので転記しておきます。

四口の神釜には屋根がありませんが、ここに湛えられている水は、常に溢れることも涸れることもないとされ、江戸時代には、世の変事がある時、その前触れとして御釜の水の色が変わると言われていました。

 

また塩竈の地誌「奥鹽地名集」には、釜はかつて七口あり、そのうち三口は盗賊に持ち去られたという伝説が記されています。

それによると一口は釜ヶ淵(新浜町の東北区水産研究所の先の淵)の海底に沈み、別の1口は野田の釜田(塩竈陸橋下あたり)の田の中に埋まり、さらにもう1口は黒川郡志戸田村の塩竈殿(富谷町志戸田の行神社)と称される所の池に沈んでいると記されています。

持ち去られたはずなのに、場所がこんなに分かっているの不思議では?と思わなくもない。

・・・おっと誰か来たようだ。

御釜神社

御釜神社

御祭神である鹽土老翁が祀られていました。

藻塩焼神事で使われている釜

境内中の方に歩いていくと社がありました。

前情報0で行ったので「井戸やお風呂チックな見た目だなー」なんて現地では思っていました。

御釜神社(宮城県塩竃市)

御釜神社や宮城県のホームページを見たところ『藻塩焼神事で使われている釜』であることを知りました!

↑海水まぜまぜ、荒塩を取っている様子を見ることができます。

 

何気なく立ち寄った神社さんだったけれど、すごい所だった・・・。

牛石藤鞭社

最後、境内の奥のほうにあったのが『牛石藤鞭社

社と藤棚、そばには小さな池?がありました。

牛石藤鞭社(宮城県塩竃市)

ここにある藤鞭社と牛石について「奥鹽地名集」は、次のような伝説を伝えています。

昔、和賀佐彦という紙様が七歳の子供の姿となって、塩をのせた牛を曳かれました。その牛が石になったとされるのが牛石です。そこの池の中には、今もなお牛の背を思わせる石が沈んでおり、一年に一度の水替え神事の際、その姿を見ることができます。

またこの池の水は海と繋がっているとも言われています。

また神様が立てかけ置いた藤の鞭に枝葉が茂り、藤の花が咲いたのをお祀りしたのが藤鞭社といわれています。

池に牛石が眠っているみたいだけど、よく分からなかったや。。

御釜神社でいただける御朱印

授与所に戻り、御朱印とお塩をいただきました。

御釜神社 御朱印

初穂料300円

 

御神塩は500円でした。

御釜神社 御神塩

この御塩は神前よりおさげした「御神塩」です。

袋の中にはお祓いに用いる「切麻」も同封されておりますので、「事にふれた時のお祓い」「玄関先の盛り塩」等としてお使い下さい。

食用ではないので御朱印帳たちを飾っている棚に置いています。ご縁をいただきありがとうございました。

アクセス

住所 〒985-0052 宮城県塩竈市本町7−17
電話番号 022-367-1611
ホームページ 御釜神社 特殊神事藻塩焼神事

まとめ

宮城県塩竈市にある鹽竈神社境外末社である『御釜神社』に参拝してきました。

御釜神社の御祭神は、鹽竈神社と同じく鹽土翁神。

境内の中には、日本三奇の一つ『四口の神釜』や藻塩焼神事で使われる大きな竈が見どころです。

御朱印は初穂料300円でいただけます。


 

まさかこんなところに日本三奇の一つがあるとは・・・。

また宮城県に行く口実ができたと前向きに考えようと思います。

御釜神社(宮城県塩竈市)御朱印
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