こんにちは!姫路市在住のなつです。
京都西京区にある妙徳山 華厳寺、通称鈴虫寺に参拝しました!
鈴虫寺には、御朱印巡りを知らなかった学生時代、納めの地蔵法要の日に行ったことがありました。
あの頃もらっていない御朱印をいただけるのを楽しみに行ってきました!!
鈴虫寺を参拝した様子、いただいた御朱印について紹介していきます。
妙徳山 華厳寺(通称:鈴虫寺)
縁起
正式な名称は、妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)
秋にだけ鳴く鈴虫の音色を一年中聞くことができるため「鈴虫寺」と呼ばれています。
開山は江戸時代中期の享保8年(1723)、臨済宗に属する禅寺となっています。
本尊である大日如来のほかに地蔵菩薩も安置しており、お地蔵様への感謝と来年の無病息災を願って納めの地蔵、大根炊きが行われます。
参拝した様子
平日夕方と遅い時間に参拝しました。
数年前行った時、山門に入る前の階段に行列ができていました。それを考えると人はまばらでした。さすがコロナ渦、梅雨時期。
私側、薄暗くなっているところが山門に向かう階段となっています。
80段あるそうです。
紅葉時期も綺麗ですが、新緑もなかなか。どこかほっとします。
山門
山門には様々な案内があったので紹介します。
大人 500円
中学生以下 300円
茶菓子がいただけます。客殿の受付にて拝観料を払います。
拝観にあたり説法を聞くことができます。1日に8回、開始時間は以下の通りです。
- 拝観最終受付16:10(時間厳守)
- 各時間の10分前に受付を開始
- 各回、人数制限あり
- 説法の所要時間は30分
山門の傍には幸福地蔵大菩薩さんがいました。(のちほど詳細)
客殿
山門から少し進み、左手に本堂、正面に客殿(受付)があります。
受付にて拝観料を納めます。
靴を脱ぎ書院(畳の部屋)へ
机と座布団がひいてあり、座る場所に案内してもらいました。
部屋の中には鈴虫が入ったケースがずらり。ずっと鈴虫が鳴いています。
(撮影禁止となっているため画像は無いですが・・・すごい数いました。虫苦手な方は席遠目がいいかも)
初見ほどの驚きはなかったがやっぱりすごい。。
説法
説法は30分。
説法で一番考えさせられたのが「人のために何かすると気が晴れる。見返りを求めない」ということ。
人に優しくしても返ってこない経験をすると人に厳しくなるな~。としみじみ。
嫌な人には優しくする必要ないけど、自分が大切にしたい人にはこのメンタルで接していきたいと思いました。
ありがたい話でした。
(私たちが参拝した日は、和尚さんの誕生日とのこと。おめでとうございました。)
その他に鈴虫寺の説明、年中鈴虫が鳴く状態にするための工夫、幸福地蔵大菩薩さまへの願い方など教えていただきました。
もう何十回と参拝している方もいらっしゃって、すごく愛されているお寺だなと思います。
説法が終わると茶菓子とお茶が振舞われますが、コロナの影響でお茶はなし。お菓子は持ち帰りました。
入り口近くで御朱印帳、御朱印、幸福の御守を購入することができるのでお求めの方は並びます。
その後、客殿から出てお庭を見て回ることができます。
お庭から見た客殿↓
少し小さ目の庭ですが、綺麗な景色が広がっていました。
開山墓
先代の和尚様が眠る開山墓がありました。
鈴虫小屋
鈴虫小屋とHPには記載されている・・・
何のためにあるか分からないけど風景にはマッチ。
本堂
山門と客殿の真ん中にある本堂。
本尊である大日如来さまが祀られています。
拝観受付の関係もありお庭を見たあとゆっくりと参拝しました。
全貌が分かりませんが特別公開があったら嬉しいなー(*^-^*)
最後に幸福地蔵大菩薩さまに願い事をしました。
幸福地蔵大菩薩
山門の傍にいらっしゃるのが幸福地蔵大菩薩さまです。
どんな願い事も1つ叶えてくれる(一願成就の)お地蔵様です。
お地蔵様では珍しくわらじを履いています。
1件1件願いを叶えにお地蔵様がお家に来てくれるので、願い事をするときに言わないといけないのが”名前と住所”です。
忘れないようにちゃんと伝え、願い事言えました(*^-^*)<ご利益ありますように!
幸福お守りを授与してもらった方は、おまもりの「幸」の部分を出すといいらしいですね。
お礼参りの方はお地蔵様へお礼を言い、受付の返納箱へ納めてください。また新たにお願い事をすることができます。引用元:幸福地蔵大菩薩 看板
鈴虫寺の御朱印帳・御朱印
御朱印帳
鈴虫寺のオリジナル御朱印帳は2種類ありました。(鈴虫と家紋が入ったもの)
御朱印
通常御朱印(妙音大士)
右上の朱印:妙音観世音菩薩
中央:妙音大士
左下の朱印:華嚴禅嚴
妙音とは「非常に美しい音声のこと」みたいです。鈴虫寺にぴったり!
鈴「蟲」となっていると客間で見た鈴虫を思い出す(´・ω・`)
初穂料300円でした。
特別御朱印
令和5年に華厳寺創建300年、令和20年に開山鳳潭上人の300年遠諱があることを記念した特別御朱印があったので合わせていただきました。
宝冠 釈迦如来
三百年記念の朱印が捺されています。
宝冠がゴールド文字になっていたり、よく見ると紙に金銀の装飾がなされています。素敵。
真ん中の朱印はあまり見たことがない形でした。なんて書いてあるのだろう?
大日如来
鈴虫寺本尊に祀られている大日如来さまの御朱印
右上の朱印:金剛大日如来
中央朱印:大日如来を示す梵字、読み方は「バン」
左下の朱印:華嚴禅嚴
紙の模様が波紋みたいになっています!
幸福地蔵尊
右上の朱印:幸福地蔵菩薩
中央朱印:地蔵菩薩を示す梵字、読み方は「カ」
左下の朱印:華嚴禅嚴
「幸福」のところが金文字になっていて願いが叶いそう!!神も金銀で竹の葉?みたいな模様あり。
初穂料各500円?(300円ではなかった記憶あり)
素敵なご縁をありがとうございました。
アクセス・駐車場
住所 | 〒615-8294 京都府京都市西京区松室地家町31 |
電話番号 | 075-381-3830 |
拝観(説法)受付 | 9:00から16:10(人数制限あり、時間厳守) |
ホームページ | こちらから |
SNS | Facebook | Twitter |Instagram |
アクセス | 公共交通機関の場合:京都バス【73、83番 鈴虫寺ゆき】にて、終点下車 徒歩2~3分
自家用車の場合:台数約60台(第1.2)駐車料金500円 ※駐車場に停めて他のお寺に行くのは禁止(罰金1万円) |
初めて車で行ったので駐車場、それまでの道について覚書
↓↓↓
道中、道狭め。運転に自信がない方はコインパーキング(旧鈴虫寺第二駐車場)から歩きのほうが安全。
(混雑していて道も狭い、人もいっぱいとなった時、切り返しが苦しいかも・・・。)
写真は鈴虫寺第二駐車場
川近くの住宅街を縫うより松尾の信号から直線的に向かったほうが楽だと思います。
公共交通機関を使った後、歩くなら川沿いのほうが綺麗なのでおすすめ。
鈴虫寺第1駐車場は、急な坂を登った先にあります。
以前は川近くの住宅街からの道は、右折・バック禁止の看板があるくらい危険だったためおすすめしません。
警備の方がいるので駐車場代500円を渡します。
駐車時間は1時間と昔はありましたが、今は拝観者の拝観時間内。
1時間を超えることはない。説法、庭園、地蔵様を見ていたら大体そんなくらいの時間になる。過不足なし。
まとめ
京都にある妙徳山 華厳寺、通称:鈴虫寺に参拝してきました。
年中鈴虫の音色が聞くことができるお寺として有名な鈴虫寺。本当にすごい数の鈴虫がいるので初めて参拝する方は驚かれると思います。
私の場合、風情を感じるというよりは圧倒され「す、すごい!」という感じでした。
説法も住職さんによって違うので何回も参拝される方がいるのは納得。
こじんまりとしたつくりになっていますが、鈴虫や幸福地蔵大菩薩さまがいるので満足度高いです。
どんな願いも1つ叶えてくれるというのはすごく嬉しい!
すごく人気のお寺なので行列に並ぶのも念頭に置いて予定組んだほうが良さそうです。桜、紅葉を避けた新緑シーズンも雅でしたよ~
300年記念で客殿を階段下の土地に移す予定だそうです。
納めの地蔵法要、大根炊きの時に前回は行ったのでまたその頃お伺いしようかなー。
大根とあげさんおいしかったのが忘れられない(*^-^*)