ここでは、MathJax-LaTeXで各種括弧を表示する方法をまとめています。
括弧(brackets)
MathJaxでは、以下の形状の括弧を出力することができます。
コマンド | 出力 | コマンド | 出力 |
\( ( a ) \) |
\( ( a ) \) | \( \langle a \rangle \) |
\( \langle a \rangle \) |
\( [ a ] \) |
\( [ a ] \) | \( \lbrack a \rbrack \) |
\( \lbrack a \rbrack \) |
\( \{ a \} \) |
\( \{ a \} \) | \( \lbrace a \rbrace \) |
\( \lbrace a \rbrace \) |
\( \lceil a \rfloor \) |
\( \lceil a \rfloor \) | \( \lfloor a \rceil \) |
\( \lfloor a \rceil \) |
左側の括弧は「l」を、右側の括弧は「r」によって表します。
丸括弧(parentheses)は、「( )」記号をそのまま入力します。
山括弧(angle brackets)は、\angleコマンドを使用します。(※単に\angleとすると角度を表す記号になります)
角括弧(brackets)は、「[ ]」記号または\brackコマンドを使用します。
波括弧(braces)は、記号をそのまま用いることはできません。「\{ \}」と入力するか、\bracekコマンドを使用します。
鍵括弧(brackets)は、天井関数および床関数を表す\ceilコマンドと\floorコマンドを組み合わせて出力することができます。記号をそのまま用いることもできます。
分数の大きさに合わせて括弧の大きさを調整する場合、\leftおよび\rightコマンドを括弧に付けます。
違いを見比べてみてください。
\[ ( \frac{1}{2} ) \] |
\[ ( \frac{1}{2} ) \] |
\[ \left( \frac{1}{2} \right) \] |
\[ \left( \frac{1}{2} \right) \] |
分数のページもご参照ください。
上括弧・下括弧
MathJaxでは、\overbraceコマンドまたは\underbraceコマンドで文字の上や下にも括弧を出力することができます。
コマンド | 出力 |
\( \overbrace{a + b + c} \) |
\( \overbrace{a + b + c} \) |
\( \underbrace{a + b + c} \) |
\( \underbrace{a + b + c} \) |
さらに、「^」や「_」で括弧に説明文を付けることもできます。
コマンド | 出力 |
\( \overbrace{a_1 + a_2 + \cdots + a_n}^{n個} \) |
\( \overbrace{a_1 + a_2 + \cdots + a_n}^{n個} \) |
\( \underbrace{a_1 + a_2 + \cdots + a_n}_{n個} \) |
\( \underbrace{a_1 + a_2 + \cdots + a_n}_{n個} \) |
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