【MathJax-LaTeX】数式の表記方法まとめ

ここでは、MathJax-LaTeXで数式を表示する方法をまとめています。

大きく分けると、文中に数式を挿入する「インライン数式」と別行立てで数式を挿入する「ディスプレイ数式」があります。

インライン数式モード

MathJaxで文中に数式を埋め込む場合は、次のように\( ~ \)の中に式を記述します。

コマンド 出力
求める解は、\(\theta=\frac{\pi}{2}\)である。 求める解は、\(\theta=\frac{\pi}{2}\)である。
\(求める解は、\theta=\frac{\pi}{2}である。\) \(求める解は、\theta=\frac{\pi}{2}である。\)
求める解は、\(\displaystyle \theta=\frac{\pi}{2}\)である。 求める解は、\(\displaystyle \theta=\frac{\pi}{2}\)である。

インライン数式モードには、以下のような特徴があります。

分数総和記号など、縦に大きい記号はつぶれて小さく表示される。

・数式が左詰めで表示される。

文中の数式を大きく表示したい場合は、\displaystyleコマンドを用いるか、ディスプレイ数式モードを使用します。

また、インライン数式の中に日本語の文章を入れても問題はありません。フォントが変化します。

 

注意点としては、\( ~ \)で囲んだ部分は一つのかたまりとして認識されるため、途中で改行されずに出力されます。

スマホで数式がはみ出して表示されてしまう原因になります。

 

デイスプレイ数式モード

MathJaxで別行立ての数式を埋め込む場合は、$$ ~ $$または\[ ~ \]の中に式を記述します。

コマンド 出力
求める解は、$$\theta=\frac{\pi}{2}$$である。 求める解は、$$\theta=\frac{\pi}{2}$$である。
求める解は、\[\theta=\frac{\pi}{2}\]である。 求める解は、\[\theta=\frac{\pi}{2}\]である。

いずれを用いても出力結果は変わりません。

ディスプレイ数式モードには、以下のような特徴があります。

・ディスプレイ数式モードで入力した数式は、文中であっても自動的に改行表示される。

・数式は中央揃えで表示される。

 

ディスプレイ数式モードでインライン表示の式を出力したい場合は、\textstyleコマンドを利用します。

コマンド 出力
$$ \sum_{i=1}^n x_i $$ $$ \sum_{i=1}^n x_i $$
$$\textstyle \sum_{i=1}^n x_i $$ $$\textstyle \sum_{i=1}^n x_i $$

 

添え字の位置と記号の大きさ変更

総和や積分のように記号の上下に添え字を持つ大きな数式を出力する場合、次のようなコマンドを用いて位置とサイズの調整が可能です。

\textstyleコマンド・・・インライン数式のサイズに変更する

\displaystyleコマンド・・・ディスプレイ数式のサイズに変更する

\limitsコマンド・・・添え字を記号の上下に配置する

\nolimitsコマンド・・・添え字を記号の横に配置する

 

例を示します。

コマンド 出力 コマンド 出力
\( \sum_{i=1}^n x_i \) \( \sum_{i=1}^n x_i \) \( \int_a^b f(x)dx \) \( \int_a^b f(x)dx \)
\( \sum \limits _{i=1}^n x_i \) \( \sum \limits _{i=1}^n x_i \) \( \int \limits _a^b f(x)dx \) \( \int \limits _a^b f(x)dx \)
\( \displaystyle \sum \nolimits _{i=1}^n x_i \) \( \displaystyle \sum \nolimits _{i=1}^n x_i \) \( \displaystyle \int \limits _a^b f(x)dx \) \( \displaystyle \int \limits _a^b f(x)dx \)
$$ \sum_{i=1}^n x_i $$ $$ \sum_{i=1}^n x_i $$ $$ \int_a^b f(x)dx $$ $$ \int_a^b f(x)dx $$
$$ \sum \nolimits _{i=1}^n x_i $$ $$ \sum \nolimits _{i=1}^n x_i $$ $$ \int \limits _a^b f(x)dx $$ $$ \int \limits _a^b f(x)dx $$
$$ \textstyle \sum \limits _{i=1}^n x_i $$ $$ \textstyle \sum \limits _{i=1}^n x_i $$ $$ \textstyle \int \limits _a^b f(x)dx $$ $$ \textstyle \int \limits _a^b f(x)dx $$

 

複数行の数式

方程式や式変形、場合分けなどを表す複数行にわたる数式を表示する方法には以下のようなコマンドがあります。

WordPressで複数行の数式を記述する場合、改行の仕方に注意が必要です。

ビジュアルエディタで改行をすると、ひとかたまりの式として認識されません。テキストエディタで改行して記述しなくてはなりません。

方程式(equation)

複数行の数式を並べて出力するためには、eqnarray環境またはalign環境を使用します。「*」は自動の式番号取得を無効にします。

コマンド 出力
\begin{eqnarray}
x_1 + 2x_2 & = 1 \\
2x_1 + 3x_2 & = 3
\end{eqnarray}
\begin{eqnarray}
x_1 + 2x_2 & = & 1 \\
2x_1 + 3x_2 & = & 3
\end{eqnarray}
\begin{align}
x_1 + 2x_2 + x_3 & = 3 \\
2x_1 + 3x_2 + 4x_3 & = 2 \\
3x_1 + 2x_2 + x_3 & = 0
\end{align}
\begin{align}
x_1 + 2x_2 + x_3 & = 3 \\
2x_1 + 3x_2 + 4x_3 & = 2 \\
3x_1 + 2x_2 + x_3 & = 0
\end{align}
\begin{align*}
x^2 - (a + b)x + ab & = 0 \\
(x - a) (x - b) & = 0 \\
x & = a, b
\end{align*}
\begin{align*}
x^2 – (a + b)x + ab & = 0 \\
(x – a) (x – b) & = 0 \\
x & = a, b
\end{align*}

改行する場合は、「\\」で表現します。

式を任意の位置で縦に揃えたい場合は、「&」を使います。

eqnarray環境で式を揃える場合、揃えたい記号の前後を「&」で囲みます。align環境で式を揃える場合は、揃えたい記号の前に「&」を入れます。

 

別行立ての数式に式番号を付与したい場合、\tag{}コマンドを使用します。

コマンド 出力
\begin{eqnarray}
x_1 + 2x_2 & = & 1 \tag{1} \\
2x_1 + 3x_2 & = & 3 \tag{2}
\end{eqnarray}
\begin{eqnarray}
x_1 + 2x_2 & = & 1 \tag{1} \\
2x_1 + 3x_2 & = & 3 \tag{2}
\end{eqnarray}

 

場合分け

場合分けを出力する場合は、cases環境を使用します。

コマンド 出力
\begin{cases}
x_1 + 2x_2 + x_3 = 3 \\
2x_1 + 3x_2 + 4x_3 = 2 \\
3x_1 + 2x_2 + x_3 = 0
\end{cases}
\begin{cases}
x_1 + 2x_2 + x_3 = 3 \\
2x_1 + 3x_2 + 4x_3 = 2 \\
3x_1 + 2x_2 + x_3 = 0
\end{cases}
\[
|x|=
\begin{cases}
x & ( x \ge 0 ) \\
-x & ( x \lt 0 )
\end{cases}
\]
\[
|x|=
\begin{cases}
x & ( x \ge 0 ) \\
-x & ( x \lt 0 )
\end{cases}
\]

自動的に「{」が出力され、左揃えで式が並びます。任意の位置で式を揃えたい場合、「&」を挿入します。

場合分けの括弧の前に式を挿入(上の2つ目の例)したい場合、cases環境を\[ ~ \]で囲んで式を記述します。

 

メニュー

作成中 MathJaxを使用してわかってきたこと、注意点などを自分用の備忘録も兼ねてまとめていきます。 コマンド例は基本インライン表示にしています。必要に応じてディスプレイ数式モードへの書き換えをしてください。 環境構築 [[…]

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