こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。
山口県防府市にある『防府天満宮』に参拝してきました!
防府天満宮は日本で最初に創建された天神さまです。
この記事では、参拝した様子やいただいた御朱印を紹介します。
防府天満宮(山口県)
由来
防府天満宮では、学問の神様である菅原道真公が祀られています。
昌泰4年(901)無実の罪を着せられ九州大宰府に左遷される途中、本州最後の寄港地である防府・勝間の浦に訪れています。
その際「此地未だ帝土を離れず願わくは居をこの地に占めむ」
(天皇のいらっしゃる京都とまだ地続きである。この松崎の地に住み無実の知らせを待ちたい)という詩を詠んでいます。
2年後、道真公が大宰府で亡くなった日、防府勝間浦に神光が現れ酒垂山に瑞雲が棚引くという不思議な出来事が起きました。
時の国司は、御霊魂が光となり雲となって此地に帰ってきたと松崎の地に社を創建しました。
御祭神
- 菅原道真公
- 天穂日命(天照大御神の御子)
- 武夷鳥命(天穂日命の御子)
- 野見宿禰(天穂日命より十四代・土師氏の祖)
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防府天満宮に参拝した様子を紹介します!
防府天満宮に到着!一の鳥居の傍に自転車置き場がありました。
一の鳥居(石鳥居)
写真で伝わるか分かりませんが、石鳥居結構大きいです。
整備された参道に松、燈篭が並んでいる様子は美しかったです。
青銅鳥居
青銅鳥居は貫禄がありました。渋くて好き!!
狛犬さんが2組いて、奥のものがちょっと歴史ある感じがしました。
青銅鳥居を過ぎると2023年干支である兎の像がありました。
ぴょんぴょん良い方向へ飛んでいきそうな勢いを感じました。目は怖い。
酒垂神社
右手に大きな赤い樽が置いてありました。防府天満宮の境内末社である『酒垂神社』という神社さんでした。
由緒に岩水が美酒に変わった系のことが書かれていました。
事業繁栄・商業繁盛のご利益があるそうです。
夢叶う牛
道真公に関係のある牛さんを早速発見。めっちゃ休んでいる。
大石段・注連柱
段数はちょっとありますが、こんぴらさんの階段(785段)を思い出したら全部軽く感じてしまう。
手すりもあったので登りやすかったです。
登った先には、雰囲気ある注連柱がありました。
手水舎
楼門
鮮やかな色使いが琉球感あるな~と思いました。神紋である梅が至る所にあしらわれていて素敵でした。
楼門前には牛と馬がいました。燈篭のデザインがおしゃれすぎる。
いざ、拝殿へ。
拝殿
回廊になっていて独特な雰囲気がありました。
拝殿は華美な装飾がなくシンプルでした。イカつい狛犬様が見守っている中、参拝しました。
学問の神様と聞くと「何か勉強系のことを祈らないといけないのかな?」と思っていましたが、
道真公は学問だけでなく書や和歌・連歌も得意だったので、ブログの文章力向上を願いました。(神任せ)
節分が近かったので、福引や福豆の授与をやっていました。
絵馬の奉納所
四方囲まれた空間ですが、楼門、西門、東門から出ることができました。
境内回ってみよう!ということでまずは西門へ。
出てすぐ絵馬の奉納所がありました。合格祈願を願う絵馬でいっぱいでした。
HPを見ると合格はちまきや合格御礼詣りなるものもあるみたい。
色々な天満宮に参拝してきましたが、一番気合い入っているなと思いました。
春風楼
西門から出て真っ先に目についたのが『春風楼』。大きな建築物ってテンション上がる!
旦那さんと軒下を見て「なんか五重塔みたいだね~」なんて話していたら
ビュースポットやまぐち(No.15)の説明看板に
萩藩主10代毛利斉熙なりひろが文政5年(1822)に五重の塔の建設を始めましたが、諸事情で建設を中止しました。
建設を断念した五重の塔一層部分の軒下の組物をそのまま床下に組み入れた楼閣様式のお籠堂を完工した建物で建築物として床下は大変珍しいものとなっています。
とあり、「やっぱり!すご!!」となりました。
色々な神社、お寺を巡っているので知識・見分が増えている気がする。
階段を登った先は広々空間。
梁の部分に龍の彫刻が飾ってありました。色なしなのが逆に迫力ある。
端にいくと市の全景が広がっていました。住んでいないので、何の感情も湧かなかった。。こればっかりは仕方ない。
春風楼自体の大きさはすごかったので見て損はなし。次に楼門前から東門方面へ向かいました。
放生池
道真公に関係が深い梅がたくさん植えてありました。
令和5年の梅まつりは2月19日から3月5日まで開催され、2月19日(日)・2月26日(日)・3月5日(日)に出世梅の配布があるみたい。
梅の季節に行ったら絶対綺麗だと思う。
あと二宮金次郎像初めてみた。
扶桑菅廟最初の碑
扶桑は「日本」、菅廟は「菅原道真公の御神霊を祀る神社」という意味があるそう。高さ8mもあると迫力がある。
天神本地観音堂
扶桑菅廟最初の碑から東へ進むとお堂がありました。天神本地観音堂というみたい。
- 周防国三十三観音霊場第二十四番万願寺
- 御本尊 十一面観音世菩薩
- 御真言 おんまかきゃろにきゃそわか
創立は千数百年前と伝えられ、防府天満宮創立以降は奥之院として尊崇され
「天神様に詣っても観音様に詣らねば、詣ったことにならぬ。」と広く言い伝えられるようになったそうです。
本尊は観世音菩薩。脇侍尊は不動尊(右)と毘沙門天尊(左)
観世音菩薩は人間のあらゆる苦悩を除き、幸福を与え、不動尊は悪事災難を除き、毘沙門天尊は学業成就・福運勝運をもたらすご利益があるそうです。
「詣ったことにならぬ!」と言われているなんて知りませんでした。
ふらっと立ち寄った形にはなりましたが、よかった~これも出会いかな。
後で調べてみたところ防府天満宮の北西側に真言宗の万願寺というお寺があることを知りました。
ホームページのリンク貼っておきます。
防府天満宮梅園
最後に見たのが『防府天満宮梅園』
全然、時期が違うときに来てしまいました・・・。
木にかかった札を見てみると結婚記念や子供の誕生とともに植えていることが分かりました。とっても素敵!!
結婚5年は木婚式だそうなので、そのタイミングで木を植えるのいいな~。
大満喫!帰路につきました。
防府市まちの駅 うめてらす
鳥居入ってすぐ、参道に沿って売店がありました!
『防府市まちの駅 うめてらす』は観光案内所にプラスしてランチができたり、お土産を買うことができました!
お土産コーナーで天神みかんが気になったので購入しました。(贈答用もありましたが、2個入りお試しのもの)
酸味なし、甘さたっぷりのみかんでした。贅沢だった・・・。
営業情報
- 防府市まちの駅 うめてらす 9:00~20:00
- 特産品・おみやげコーナー 9:00~18:00
- カフェ Sweet Home 平日11:00~17:00/土日祝10:00~18:00
防府名物天神餅
防府天神餅の売店もありました!
白餅、よもぎ餅、季節限定で梅餅があるみたい。1個140円。
買おうか迷い、先に参拝したら営業時間(17:00)が過ぎていました・・・。ちょっとミスだったな~。
防府天満宮の御朱印
防府天満宮の御朱印は拝殿横の授与所でいただけました。
天満宮系は梅をあしらった御朱印が多い印象だったので、絵柄なし『扶桑菅廟最初』『防府天満宮』という朱印だけなのがすごく良い!!!
通常御朱印はこんな感じが一番だなーと思いました。
初穂料500円
アクセス
住所 | 〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1 |
電話番号 | 0835-23-7700 |
開門時間 | 6:00~20:00 |
御祈願受付時間 | 8:30~16:30 |
ホームページ | 日本最初の天神さま|防府天満宮 |
アクセス | 【徒歩】山陽本線防府駅から約15分
【バス】防府駅 天神口(北側)2番乗り場より 阿弥陀寺行バスにて防府天満宮下車(所要時間約5分)、徒歩3分 【自家用車】天神山公園駐車場500台(無料) |
玉祖神社から自転車で向かいました!
防府バイパス下のトンネルを越え、のどかな堤防沿いをひたすら走る。。
交通量が多い道に繋がり、自動車の振動でガタガタと音がなる『新橋』という橋を渡りました。あまりに揺れすぎw
白看板には防府天満宮とあり、段々近付いているのが分かる。。
県道54号を少し走ったのち左折、ずっと城下町ぽい雰囲気がある細い道を走ると到着!
所要時間は約30分でした。地に足がついた旅となりました。
まとめ
山口県防府市にある『防府天満宮』に参拝してきました!
御祭神は菅原道真公。
道真公といえば左遷後亡くなった地である大宰府天満宮(福岡県)。
荒ぶる御霊魂を御慰めするために建立された北野天満宮(京都府)は知っていましたが、山口県にもこんなすごい神社があるなんて知りませんでした。
参拝することができてよかった・・・サイコロ切符に感謝。。
【サイコロきっぷ第3弾】湯田温泉(山口県)1泊2日の旅(観光地・宿泊したホテル)の様子まとめました。参考になったら幸いです。