新米夫婦のふたりごとのなつです。
サイコロきっぷで山口県へ行ってきました!
湯田温泉付近の観光地を調べたとき『秋芳洞』という鍾乳洞が人気スポットであることを知りました。
以前、岡山県の備中鐘乳穴に行ってからというもの鍾乳洞の虜に。
「これは行かねば!」と旅程に組み込みました。
この記事では、
- JR新山口駅から秋芳洞へのアクセス
- 秋芳洞を探索した様子
- カルスト地形がみられる秋吉台展望台の様子(別記事)
を紹介します!
秋芳洞(山口県)
秋吉台国定公園の地下100m、その南麓に開口する日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」。
ひんやりと肌をさす冷気漂う杉木立を通り抜けると、秋芳洞の入口です。
洞内の観光コースは約1km(総延長は11.2kmを超え国内第2位)、温度は四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は温かく、快適に観光できます。
引用元:特別天然記念物 秋芳洞
JR新山口駅からバスで秋芳洞へ
湯田温泉 手ぶら観光を利用しました!
JR新山口駅に到着。改札に『手ぶら観光受付中』の看板を見かけました。
該当の宿泊施設に宿泊する人の手荷物を旅館・ホテルまで無料配送してくれるというサービスでした。すごくありがたかったです。
受付は、新山口駅観光交流センター。
改札出て右(セブンイレブンがある方)にありました。ホテル名を告げ、紙に氏名・連絡先を書くだけ!
秋芳洞へ行くバスの到着時間が迫っていたので、スピーディーな対応に感謝!
- 受付期間 2022年4月1日~2023年3月31日
- 受付時間 9:00~14:00
防長バスに乗って秋芳洞へ
新山口駅観光交流センターそばのエスカレーターを降りると何やら行列が!
全員、12:35発秋芳洞行きのバスに乗る人たちでした。
サイコロきっぷ効果すごい・・・。
発車5分前に並び始めた私たちはもちろん立ち席。車内ぱんぱんでした。
心因性頻尿を患っているので、緊張はピークに・・・。
- 大混雑のバス(トイレなし)
- 乗車時間37分
- 途中降りたとしても山中、次のバスはだいたい1時間後
上記にプラスしてずっと坂道なのでずっと足を踏ん張らないといけないのも膀胱にきました。。旅行計画段階で”絶対不安になる”と分かっていたので、大人用おむつ買っておいて正解でした。
秋吉台観光交流センターに到着!
無事、乗り切り『秋吉台観光交流センター』に到着!【片道1,170円】
現金だけでなく事前精算切符もあったみたい。
(帰りのきっぷは秋吉台観光交流センターで購入できました!)
いざ!秋芳洞へ!!
信号を渡り、商店街を抜けた先にありました。商店街はほとんどしまっていましたが、秋芳洞入口にあったアイスクリーム屋さんは種類が豊富で目にとまりました。
商店街のタイルアートや消火栓のデザインとっても好きだったので撮影。
秋芳洞を散策した様子を紹介します!
秋芳洞のチケット売り場に到着!
ここから先トイレがないということで、緊張感が高まりました。
写真を見返してみるとトイレがある秋吉台展望台まで2時間。
ルートが複数あるので、もう少し早く行くことも可能ですが、結構長めの鍾乳洞なので覚悟していかないと。
トイレの近くに顔はめパネルがあったのでぱしゃり。
観覧料
大人 | 中学生 | 小学生 | |
料金 | 1,300円 | 1,050円 | 700円 |
団体割引の他にJAFやSDカードなどの割引がありました。支払いはカードの他にいつも使っているWAONがありました。チャージしておけばよかった。ぐぬぬ。
鍾乳洞までの道も素敵でした。
秋芳洞入口に到着!
鍾乳洞自体は初めてじゃないので、大きさに関してはふ~んという感じ。でも岩の間に入っていく冒険感はやっぱり良い!
よく見ると鍾乳洞に近い水は青色になっていて、手前は透明。この差は何?
入口手前には身代観音様がいたのでご挨拶。
秋芳洞冒険コース
少し進むと『秋芳洞冒険コース』という看板明かりがありました。
鍾乳洞内の暗さにまだ目が慣れていなかったので、なんのこっちゃという感じでしたが、上をよく見ると人が登っているような・・・??
まさか鍾乳洞の天井付近に行けるの!?とテンションが上がりました!!(天井の高さは30mあるそう)
注意事項に「一方通行で約100mの起伏にとんだコースです。」とあり、ちょっと時間が読めないなとなったので、
帰り際、時間があれば登ろうと一旦スルーしました。
【体験料300円】
青天井
入口からの太陽光線が水面に反射し、水の青さが天上に写し出されて青白く見えるところから『青天井』と呼んでいます。
鍾乳洞内の名所には、説明のアナウンスがありました。
青天井についての説明を聞きながら動画を回していると『秋芳洞冒険コース』に参加した男性が写っていました!
すごい!!でも結構登らないといけないことが分かりました。
長渕
鍾乳洞内進んでいくと『長渕』というネームプレートあり。
頭には長渕剛の♪とんぼが流れ始める・・・。(全く世代でもないのに。)
水面に反射した鍾乳石がとっても素敵でした。
備中鐘乳穴と比べるとだいぶ鍾乳洞内が拓けているという印象。
外よりは温かいけれど、上着を脱ぐほどでもないという感じ。
とにかく眼鏡が曇るので、対策しておけばよかったなーなんて思いながら歩いていくと秋芳洞一番の見所『百枚皿』がありました。
百枚皿
何枚も何枚もお皿を並べたように見えることから『百枚皿』と名付けられたそうです。
でも実際のお皿の枚数は500枚(!?)
前方正面の小高いところから秋吉台の石灰岩の成分を含む地下水が流れ、少しずつ岩肌に沈着し淵の部分を盛り上げて出来ているそうです。
初め見たとき「鍾乳石滑らか!板みたいに重なり合うのすごくない!!?」とテンション上がりました!
でもよくよく見てみると水が張って板みたいに見えることに気が付きました。
液面だからこれだけ滑らかなのか!名前にもある皿ってそうゆうことか!と納得の嵐!
すごい物を見てしまった・・・!
順路通り進んでいくともう明らかにヤバそうなのがある!!
洞内富士
洞内最大の石筍(せきじゅん)
富士山の山頂を雲に隠しているような姿から『洞内富士』と名付けられているそうです。
天井から下がっている鍾乳石(つらら石)から石灰分を含む地下水が滴り落ちてできる。
地面に筍のように盛り上がっている姿から石筍といわれる。
秋芳洞では、”石筍が2㎝のびるのに500年かかる”という調査結果があるそうです。
気の遠くなるような年月の積み重ねの結果を見ていると思うと感慨深いものがありました。
南瓜岩
洞内富士から少し歩いていくと南瓜岩(かぼちゃいわ)や大松茸(おおまつたけ)、笣柿(すぼがき)など食べ物に見える石筍がありました。
こりゃすごい。でもお腹が空く造形というわけではない。。
岩の表面がキラキラしている縮緬岩(ちりめんいわ)や蓬莱山と名付けられたものもありました。
千町田
蓬莱山と向かい合わせのところに『千町田(ちまちだ)』と呼ばれるものがありました。百枚皿と同じつくり。
白く透き通ったアカツカメクラヨコエビという固有種が生息しているとのことだったので、ライトを使って探してみたけれど、見つからず。
生物を少し齧っていた身なので、アカツカメクラヨコエビどんな生物だろう?と興味が湧き、検索をかけたところ
山口大学の中尾遼平 准教授(特命)の研究結果、広島大学の富川 光准教授がヨコエビの新種を発見したというNHKの記事が出てきました。
両方読んだところ、そもそも素人が「あ、いた!」という感じで見つけられるものではないことを知りました。
どうしても見たい場合は、美祢市立秋吉台科学博物館にある標本を見に行くのが手っ取り早そう。
久しぶりに生物のスケッチ見た・・・。上手すぎる。
傘づくし
天上から傘をつるしたように見えることから『傘づくし』と言われています。
洞内普通に歩いていても至る所に天井からのびるつらら石がありますが、結構大きめのものが多かったです。
ライオン像も崖の上にいる感じがすごく良い!
大黒柱
傘づくしの傍につらら石と石筍が繋がった『大黒柱』がありました。我が家の大黒柱とともに記念撮影。
階段を登りながら『空滝』『幽霊滝』を見ていくと分岐が発生。
秋芳洞内エレベーター
左に行くと黒谷へ、右にいくと秋吉台にのぼるエレベーターがありました。私たちは黒谷へ行くことにしました。
ちなみにここまで40分くらい。
歩みを進めると『岩屋観音』がありました。この部分が観音様かな?と話し合うも意見一致せず。
黄金柱
高さ約15mもある石灰華柱『黄金柱』がありました!
写真左のつらら石と石筍が繋がって形成されたことが分かりました。
現地で色合いが赤っぽくもあり、緑ぽく感じもするなーと思っていましたが、2021年11月12日の読売新聞オンラインで
【国内最大級の鍾乳洞・秋芳洞で「緑色に変色現象」…照明のLED化、藻類や細菌の繁殖進む】という記事が出ていたことを知りました。
なかなか難しい問題だなと思う。。
黒谷支洞入口
『蘇鉄岩』『大仏岩』『猿すべり』があった先に黒谷支洞に繋がるトンネルがありました。雰囲気あって好き。
見所である巌窟王、くらげの滝のぼり、籠の抜穴、五月雨御殿、マリア観音、黒谷口、タイムトンネル
出口である黒谷バス停留所・駐車場まで約300m・徒歩15分という内容になっていました。
石灰華の滝
黒谷支洞入ったすぐのところにありました。とても綺麗だなと思いました。改めて見ると滝の左側、龍に見えるような?どうでしょうか?
巌窟王
洞窟の主である『巌窟王(がんくつおう)』まず名前からしてカッコいい。
高さ8m、直径3mの巨大な石筍。今見ている巌窟王は、10万年以上かけてここまで成長したそうです。
ここにきて一番好きな造形かも。
くらげの滝のぼり
くらげでは滝は登れないよね。という正論は置いといて・・・すごく芸術的な造形をしていました。
どうやって地下水が落ちたらくらげみたいになるのだろう?自然ってすごい。
洞内ずっと見上げているせいか腰が痛くなってきた・・・。
龍の抜穴
五月雨御殿
水滴がかなり落ちてくる場所でした。
通路がすごく素敵だったのでおもわず撮影。なんだかハート型に見える!
マリア観音
黒谷口
秋芳洞の最終地点でつらら石と石筍がくっつきそう!!!という所を見ることができました。
あと少し!!と言いつつも”石筍が2㎝のびるのに500年”・・・あと少しとは?となってまう。。
ここまで見てきて首や腰がガタガタ。後少しで地上だ!と気合で3億年のタイムトンネルへ
途中、トリックアートがありなんだかんだ楽しみました。
出口に到着!お疲れさまでした!
ここまで1時間10分経過。楽しかったけれど、結構長かった・・・。
長くなってしまったので、ここから秋吉台に向かった様子と帰路については次の記事で紹介します。↓
アクセス
住所 | 〒754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2 |
電話番号 | 0837-62-0115 |
営業時間 | 【通常期(3月~11月)】 8:30~17:30 閉洞18:30 【閑散期(12月~2月)】8:30~16:30 閉洞17:30
※黒谷入口 ・エレベーター入口からの入洞は16:30まで |
定休日 | 年中無休(年末年始も通常通り営業) |
料金 | 大人1,300円、中学生1,050円、小学生700円 |
ホームページ | 【公式】山口県美弥市 秋芳台国定公園観光情報 |
まとめ
山口県美祢市にある特別天然記念物『秋芳洞』に行ってきました!
国内最大級の鍾乳洞すごく楽しかった!!!頻尿・バス酔い乗り越え来た価値がある観光スポットでした。
色々見どころはありましたが、特に巌窟王の迫力は凄かった!!鍾乳洞最高!!
【サイコロきっぷ第3弾】湯田温泉(山口県)1泊2日の旅(観光地・宿泊したホテル)の様子まとめました。参考になったら幸いです。