新米夫婦のふたりごとのなつです。
熊野三山の一つ『熊野速玉大社』に参拝してきました!
この記事では、参拝した様子やいただいた御朱印を紹介します。
熊野速玉大社(和歌山県)
熊野三所大神が最初に降臨し、熊野信仰のはじまりの場所となったのが『神倉山』
景行天皇58年、現在の社地(熊野速玉大社)に真新しい宮を造営・鎮祀されました。
(「熊野権現御垂迹縁起(1164年長寛勘文)」ほか諸書による)
日本書紀には、日本初代天皇である神武天皇が神倉に登拝し
高倉下命から聖剣を授かり、八咫烏の案内で大和に入り日本国を治めたとされています。
御祭神
熊野夫須美大神(伊邪那美大神)・・・万物を生み成し給う熊野の母神。願望成就、現世の守護神
熊野速玉大神(伊邪那岐大神)・・・映え輝く蘇りの力を垂れ給う熊野の父神。病気、苦しみ、行を祓う過去世の守護神
特殊神事
- 2月6日・・・御燈祭(神倉神社にて火祭り)
- 7月14日・・・扇立祭
- 10月15日・・・熊野速玉大祭
- 10月16日・・・神輿渡御式、御船、お旅所神事
熊野速玉大社に参拝した様子
熊野本宮大社を参拝後、熊野速玉大社へ向かいました。(車だと大体50分くらい)
駐車場の案内が出ていたので、車を走らせていくと無料の参拝者駐車場がありました。
平日なのに思った以上に車が停まっていて、人気のパワースポットであることが窺えました。
駐車場から境内に進むとすぐ神門となってしまうので、最初の大鳥居まで戻ることにしました。
下馬橋 (太鼓橋)
下馬橋を通って境内へ。
『熊野速玉大社』『日本一第霊験所 熊野大権現』と刻まれた石柱がありました。
大鳥居
以前参拝したことがある厳島神社や氣比神宮(福井県)の鳥居【両部鳥居】と一緒!
あまり出会えないのでテンションがあがりました!!
扁額(へんがく)には『熊野権現』とありました。
野の文字が変わっている・・・明らかに田呂土を組み合わせたみたい。何か意味があるのかな?
八咫烏神社・手力男神社
大鳥居をくぐってすぐ右手に八咫烏神社・手力男神社がありました。
さすが熊野のシンボル、熊野速玉大社でも大切にされていました。
- 御祭神・・・建角見命(たけつぬみのみこと)
- 御由緒・・・当大社末社として古くから丹鶴山麓に奉祀されていた。
- ご利益・・・交通安全、招福の御神徳あり
”丹鶴山”と検索をしたら新宮城跡(丹鶴城跡)がヒットしました。
熊野速玉大社から車で3分くらいの距離にあるので、次回行ってみたいと思いました。
【メモ】続日本100名城No.167のスタンプあり 新宮市観光協会・阿須賀神社にて販売
- 御祭神・・・天之手力男命
- 御由緒・・・もともとは神門内に祀られていたが、嵯峨天皇の勅命によって現社地近くに遷り、明治40年に新宮神社へ合祀された。
- ご利益・・・武道、健康、開運の御神徳あり
鑰宮(かぎのみや)初めて聞いた。。多分、鍵に関係する宮?
世界遺産 熊野速玉大社 参詣曼荼羅
世界遺産登録を記念して作られた曼荼羅には、熊野速玉大社を中心とした聖地世界が描かれていました。
地形や社殿、参拝している人の様子がすごい分かりました!
特に曼荼羅の左側に描かれた『御燈祭』のファイヤー具合はすごい。。
熊野神宝館
熊野神宝館は休業中でした。残念。
熊野神宝館前に武蔵坊弁慶?像がありました。(近くに武蔵坊弁慶についての説明看板があったことから判断)
当地の伝承として、弁慶の出自は速玉大神に仕えた熊野三党の一つ鈴木一族とされ、源平の戦いに出陣したとなっている。
引用元:境内看板
弁慶の逸話は有名なので、よく知っているような気持ちになっていたけれど、生まれは知らなかったなー。
御神木『梛』
熊野神宝館と向かい合う形で熊野速玉大社の御神木『梛』がありました。
葉脈が強く切れにくいことから、大切な人との縁結び、道中安全の印として持ち帰りました。
引用元:熊野速玉大社パンフレット
樹齢1000年・・・かなり立派な御神木でした。
授与所でなぎ人形(1500円)やなぎまもり(600円)を購入できます。
狛犬
神門
手水舎で清め、神門をくぐりました。
立派な注連縄。扁額には「全国熊野神社総本宮」とあり、金ぴかの装飾が輝いていました。
拝殿
熊野造の社殿が並んでいて圧巻でした。
拝殿向かって左から結宮、速玉宮、奥御前三神殿、上三殿、八社殿となっていました。
第一・二殿(結宮・速玉宮)
最初に主神が祀られている結宮と速玉宮の拝殿に向かいました。
渋い扁額には「日本第一大霊験 根本熊野権現拝」とあり。
結宮 | 熊野夫須美大神(イザナミノミコト) | 万物を生み成し給う熊野の母神 | 願望成就、現世の守護神 |
速玉宮 | 熊野速玉大神(イザナギノミコト) | 映え輝く蘇りの力を垂れ給う熊野の父神 | 病気、苦しみ、業を祓う過去世の守護神 |
奥御前三神殿
天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神
上三殿
証誠殿 | 家津美御子命 | 速玉大神、夫須美大神の御子神 | 来世の守護神 |
国常立命 | 神代七世の第一代の神 | 国土の主宰神 |
若宮 | 天照大神 | 皇室の御祖神 | 光輝く至高の太陽神 |
高倉宮 | 高倉下命 | 神武天皇に神剣を奉った神倉神社の祭神 熊野三党(宇井、鈴木、榎本姓)の始祖 |
八殿社
禅地宮 | 天忍穂耳命 | 稲穂の神霊、勝運招来の神 |
聖宮 | 瓊瓊杵尊 | 天忍穂耳命の御子神 三種の神器と高天原の稲穂と共に降臨された天照大神の孫神 |
児宮 | 彦火火出見命 | 山幸彦 天孫瓊瓊杵尊の御子神 |
子守宮 | 鸕鶿草葺不合尊 | 彦火火出見命の御子 初代天皇神武天皇の父神 |
一万宮 | 国狭槌命 | 天地の開闢の時に成りませる神 農耕の神 |
十万宮 | 豊雲野命 | 神代七世の第二代の神 |
勧請宮 | 泥土煮命 | 神代七世の第三代の神 |
飛行宮 | 大斗之道命 | 神代七世の第五代の神 |
米持宮 | 面足命 | 神代七世の第六代の神 足の病気平癒の神 |
※神代七世とは?・・・日本神話で、天地開闢(はじまり)のとき別天神五柱の次に出現した国之常立神から伊邪那岐・伊邪那美神までの七代
「八殿社なのに9つ宮がある!」と不思議と思って他の方のブログを読み漁ったところ、【一万宮・十万宮】という扱いになっているみたい。
八殿社の傍にも鳥居・社が2つあったので参拝しました。
新宮神社
恵比寿神社
参拝を終え、授与所に御朱印をもらいにいきました。
熊野速玉大社でいただける御朱印帳・御朱印
授与所
熊野速玉大社の授与所では、熊野速玉大社と神倉神社の二箇所の御朱印が受けられます。
特別御朱印帳
御朱印帳には、熊野造の社殿、御神木の「梛」、八咫烏が描かれていました。初穂料は2,000円
木製御朱印帳は2,500円でした。
御朱印
初穂料300円
通常御朱印の他に【終了】令和4年特別御朱印もありました。
【追記】令和5年特別御朱印
HPには2枚1組(熊野速玉大社・神倉神社)初穂料1,000円と記載されていましたが
授与所では各500円と書いてあったので、片方だけ購入もできる感じでした。
アクセス
住所 | 〒647-0081 和歌山県新宮市新宮1番地 |
電話番号 | 0735-22-2533 |
ホームページ | 熊野速玉大社公式サイト |
アクセス | 公共交通機関の場合:新宮駅から徒歩15分 |
まとめ
熊野三山である熊野速玉大社に参拝してきました。
境内入ってすぐ熊野のシンボルである八咫烏神社、樹齢1000年の御神木「梛」
過去世の守護神『熊野速玉大神』、現世の守護神『熊野夫須美大神』
未来の守護神『家津美御子命』が祀られているので、願い事なんでもござれ!という感じでした。
熊野に来たら絶対参拝したいと思っていたので、夢が叶ってよかったです(*´▽`*)
次回は、熊野信仰の原点である神倉神社に行ってみたいと思いました。
熊野本宮大社へ参拝した様子・いただいた御朱印はこちらから
こんにちは。新米夫婦のふたりごとのなつです。 和歌山県にある『熊野本宮大社』に参拝してきました! この記事では、熊野本宮大社に参拝した様子やいただいた御朱印を紹介します! 熊野本宮大社(和歌山県) 熊野本宮大社は、熊[…]